幻冬舎新書ゴールド
大河の一滴 (新版)

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  • サイズ 新書判/ページ数 294p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784344981409
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0295

内容説明

どんなに前向きに生きようとも、誰しもふとした折に、心が萎えることがある。だが本来、人間の一生とは、苦しみと絶望の連続である。そう“覚悟”するところからすべては開けるのだ―。究極のマイナス思考から出発したブッダや親鸞の教え、平壌で敗戦を迎えた自身の経験からたどりついた究極の人生論。不安と混迷の時代を予言した恐るべき名著が、今あざやかに蘇る。“心の内戦”に疲れたすべての現代人へ贈る、強く生き抜くためのメッセージ。

目次

人はみな大河の一滴(なぜかふと心が萎える日に;人生は苦しみと絶望の連続である ほか)
滄浪の水が濁るとき(「善キ者ハ逝ク」という短い言葉;屈原の怒りと漁師の歌声 ほか)
反常識のすすめ(内なる声を聴くということ;科学は常に両刃の剣である ほか)
ラジオ深夜一夜物語(私たちは“心の内戦”の時代に生きている;自分を憎む者は他人を憎む ほか)
応仁の乱からのメッセージ(“インナー・ウォー”の時代に;命の重さが実感されなくなった ほか)

著者等紹介

五木寛之[イツキヒロユキ]
1932年福岡県生まれ。生後まもなく朝鮮にわたり47年引き揚げ。52年早稲田大学露文科入学。57年中退後、PR誌編集者、作詞家、ルポライターなどを経て、66年「さらばモスクワ愚連隊」で小説現代新人賞、67年「蒼ざめた馬を見よ」で直木賞、76年『青春の門 筑豊篇』ほかで吉川英治文学賞を受賞。02年に菊池寛賞、04年に仏教伝道文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

和草(にこぐさ)

11
五木先生の考え、想いが描かれた一冊。穏やかな文章の中にも凛とした感じがしました。こんな考え方の大人になりたい。2014/12/30

Haruka Kumagai

3
前半で展開した話を後半でパタパタと閉じていくような構成。2014/09/23

とくめい

3
生きているだけですばらしい、らしい。2013/06/15

アズサ

3
考えが深いです。が、決して説教じみてるわけでもなく、淡々としている文章が逆に心に残ります。2009/12/21

kameyomi

2
こういうタイプの本は、いつも斜に構えて読んでしまうのだが、五木さんの穏やかな語り口ゆえか、素直な気持ちで読み切る事が出来た。 共感出来る部分もあった。2021/05/09

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