幻冬舎新書
アダルトビデオ革命史

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  • サイズ 新書判/ページ数 263p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784344981256
  • NDC分類 778.21
  • Cコード C0295

内容説明

日本は年間一万タイトルを超えるアダルトビデオが流通する世界屈指のポルノ生産国である。日本製のAVは、インターネットなどを通じて無修整版が世界中に流出し、そのクオリティの高さからアニメと並んで日本を代表するコンテンツとなっている。だが一方で、今までその歴史は詳らかにされておらず、アンダーグラウンドな文化としてしか語られてこなかった。本書は、第一人者の手によって、はじめてまとめられた四十年にわたるAV全史である。

目次

第1章 AV前史
第2章 AVの誕生
第3章 AV女優の成立
第4章 本番AVの時代
第5章 AVの新しい波
第6章 無修整へ

著者等紹介

藤木TDC[フジキティーディーシー]
1962年生まれ。フリーライター。80年代より現代まで一貫してAV業界の動向を論評し、「噂の眞相」誌上での十二年分の連載は、『アダルトメディア・ランダムノート』(ミリオン出版)としてまとめ、高い評価を得た。映画論、酒場論、スポーツなど多彩なジャンルの執筆もこなす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

0607xxx

11
軽い気持ちで読み始めたら意外と読み応えがあり、いい意味で期待を裏切られた。単なるAVの作品史ではなく、映像機器の技術面や行政などの司法、そして社会からみたAV史は非常に面白く、伝説と呼ばれる女優や作品を見てみたくなった。2020/07/18

スプリント

7
興味深い内容でした。 プロダクションや流通に非合法組織が関わっているという噂は絶えませんが、それとは別にひとつのサブカルチャとして記録を残す価値はあると思います。2016/07/20

gomi

5
先日「踊ってはいけない国、日本」という風営法とクラブ問題について論じた本を読んだが、テーマ的には近いようなところがあった。そりゃ児童ポルノのようなものは論外としても、何が「エロい」のか、何が「抜ける」ものなのかという性癖は千差万別なのに、それを「わいせつ」の一言で取り締まるのは危険ではないかか?それは検閲の一種であり、表現の規制になりやしないか?と。あと押収したビデオは警察の人たちも操作のためという名目で見るんだろうけど、彼らもきっとそのときには勃起しちゃうだろ?(笑)2014/06/23

富士さん

5
再読。初めて読んだ時、ドキュメンタリーの映像手法とハンディタイプのビデオカメラからAV誕生へという鮮やかな説明に震えるような感動を覚えたのを思い出しました。社会的だとか、心理的だとか言いながら結局は注釈の多い感想文の域を出ない文章とは決定的に違う説明で、ジャンルの起源に迫りながら同時に「AVとは何か」という根本的なところをより明快に、そして単純に描き出す、あるべき説明の姿だと思います。AVだろうと何だろうと、物事と誠実に向き合い捉えることで現れる成果は、普遍的なものになり得るのだと本書は教えてくれます。2014/03/04

mitsu

3
アダルトビデオの歴史のトピック的なことがらを解説した新書です。AV女優の流行とかもわかりなかなか面白いと思います。2015/04/04

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