幻冬舎新書<br> ユダヤ人とダイヤモンド

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幻冬舎新書
ユダヤ人とダイヤモンド

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  • サイズ 新書判/ページ数 285p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784344981201
  • NDC分類 459.7
  • Cコード C0295

内容説明

ロスチャイルド、オッペンハイマー、バーナト…ダイヤモンドの歴史を語る時つねに見え隠れするユダヤ人たち。「ヴェニスの商人」の高利貸しで有名な彼らは、疎まれたこの職業へどう追いやられ、そこからダイヤモンド・ビジネスに参入し覇者となったか。そして度重なる迫害の中で、小さな宝石が大きな財産として離散民族をいかに助けたか。戦略物資、工業資源でもあるダイヤモンドにまつわる古今の歴史を縦横に説いて、読者を知的興奮に導く稀有な輝きの一冊。

目次

第1章 シェイクスピアが歪めたユダヤ人像
第2章 毒ガス・マスクとダイヤモンド
第3章 中世、ダイヤモンドは三流の石だった
第4章 ダイヤモンドのカットの歴史は捏造されていた
第5章 ディアスポラを支えた一粒のダイヤモンド
第6章 ユダヤ系金融資本ロスチャイルドの裏切り
第7章 ダイヤモンド王オッペンハイマーの改宗
第8章 ナチス・ドイツのダイヤモンド略奪大作戦
第9章 ユダヤ人とインド人のダイヤモンド戦争
第10章 ユダヤ人とデビアス社との微妙な関係

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Yuji Hamano

5
ダイヤモンドというものは装飾品であるとともに、工業用製品(それも軍事には欠かせない)であるという事を忘れては語れないのだなと考えさせられた。話の広がりには「海賊と呼ばれた男」で垣間みたオイル業界で繰り広げられているような世界規模にデカい企業と国同士の話の連続にスケールの大きさを感じた2016/01/18

ちりとてhello

1
やっと読み終わった。ベッドで眠い目をこすりながら読むとなかなか進まなかった。小説じゃないから次の展開を読みたくなるわけじゃないのは当たり前なんだけど、文章が読みにくい。著者の年齢が父と同じ、父も非常にわかりにくい話をするから、そういうものなのか、と。内容はかなり興味深いものだった。同じ内容をわかりやすく書いたものがあったらいいのにと思った。2016/12/22

Teruhiro Komatsu

0
ダイヤモンドは永遠の輝き、のデビアスはこういう成り立ちだったのか…。ナチスのダイヤモンド略奪作戦のくだりは本当に読み応えアリでした。【ダイヤモンドはあらゆる物質のなかで一番硬い。だが、炭素の塊なので、かなり高温だが火をつけると燃え尽きてしまう。この「華麗さ」と「消滅の美学」に私は惹かれる】2015/10/19

ハイツ黒猫

0
デビアス社が2000年に行った、原石カルテルの廃止宣言より生まれたブランド化戦略は、ダイヤモンド・パイプラインをフラットにするも結果的にユダヤ人をダイヤモンド商戦より排除する事となる。 アーネスト・オッペンハイマーのキリスト教改宗より70年。 デビアス社の中でも、ユダヤ人のディアスポラは続くようだ。2013/08/10

あかり

0
こういう本を読むと、世の中、世界には知らないことがいっぱいあるなといつも思う。2009/05/12

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