内容説明
36歳の日本人である著者が、究極のスプリント種目4×100mリレーで世界の黒人選手を退け、メダルを獲得できたのはなぜなのか。その秘密は、卓越した自己管理能力にあった。やみくもに筋トレに励んでもパフォーマンスは上がらない。己の感覚と「対話」しながら、体のメカニズムを追究し、筋肉を的確に操る。コーチに頼らないそのセルフマネジメント力こそが、衰えない肉体を作り上げてきたのである。試行錯誤の末に辿り着いた、究極の身体論。
目次
第1章 いかにして重圧に打ち勝ったか
第2章 ケガによって訪れた転機
第3章 速く走る体のメカニズム
第4章 衰えない体を作るトレーニング
第5章 自分の体は自分でマネジメントする
第6章 勝つためのメンタルコントロール
第7章 魂のバトンと引退を決めた理由
著者等紹介
朝原宣治[アサハラノブハル]
1972年、兵庫県生まれ。中学時代に、ハンドボールで全国大会に出場。高校時代に本格的に陸上競技を始める。高校3年生のとき、走幅跳びでインターハイ優勝。1993年に国体の100mに出場、10秒19の日本新。1995年大阪ガス入社、活動の場をドイツへ移す。1996年アトランタ五輪で100m、走幅跳び、4×100mリレーに出場。1997年ローザンヌで、10秒08を出して日本記録更新。1999年左足首を疲労骨折。2000年シドニー五輪の4×100mリレーに出場。活動の場をアメリカへ。2001年オスロで100m10秒02の生涯ベスト記録。2003年に拠点を日本へ移し、2004年アテネ五輪に出場。2007年大阪世界陸上に出場、4×100mリレーでアジア記録を出して5位。2008年北京五輪で日本トラック史上男子初となる銅メダル。2008年9月現役引退(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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