幻冬舎新書<br> 自由と民主主義をもうやめる

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幻冬舎新書
自由と民主主義をもうやめる

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  • サイズ 新書判/ページ数 229p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784344980976
  • NDC分類 311.4
  • Cコード C0295

内容説明

アメリカの金融破錠は、自由と民主主義の名の下に個人の飽くなき欲望を肯定し、グローバル化を強引に主導してきたアメリカ的価値の破錠でもあった。それに追随し、経済だけでなく政治、人心のあらゆる局面で崩壊の危機に瀕する日本。もはやアメリカとの決別なくして再生はありえない。今こそ、「私」ではなく「義」を、「覇権」ではなく「和」を是とする日本的価値を、精神の核に据え直すときなのだ。今日の危機に早くから警告を発してきた思想家があらためて問う「保守」という生き方。

目次

第1章 保守に託された最後の希望(簡単だった対立の構図;現状維持の「左翼」、変革を唱える「保守」 ほか)
第2章 自由は普遍の価値ではない(ある古い旅館の光景;全共闘の平和主義と暴力主義 ほか)
第3章 成熟の果てのニヒリズム(ニーチェととの出会い;道徳・正義の裏に潜む権力欲 ほか)
第4章 漂流する日本的価値(世界金融危機の根本原因は過剰資本;アメリカの北部型経済と南部型経済 ほか)
第5章 日本を愛して生きるということ(なぜ今「愛国心」なのか;「愛国心」をめぐる諸概念 ほか)

著者等紹介

佐伯啓思[サエキケイシ]
1949年奈良県生まれ。東京大学経済学部卒。東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得。現在、京都大学大学院人間・環境学研究科教授。専攻は社会経済学・経済思想史。『隠された思考』(筑摩書房、サントリー学芸賞)、『「アメリカニズム」の終焉』(TBSブリタニカ、東畑記念賞)、『現代日本のリベラリズム』(講談社、読売論壇賞)、ほか著書多数。2008年、第三回正論大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

momogaga

50
キャチーな題名ですが、手に取って本当に良かった。「保守」の持つ意味を考え直すことができました。現在、「保守」と言う言葉は多用されていますが、日本の持つ様々な特色を生かしきれていないのでは。新型コロナ対策でこそ「保守」の発想で対応することがあるのでは。 2021/05/09

momogaga

38
積ん読解消。2008年購入。キャチーな題名で手に取りました。そして、いつものように積ん読していました。あらためて民主主義の日本を考え直すいい機会となりました。2020/04/11

mitei

32
自由と民主主義を突き進めると危険なことを警告した一冊。日本では自由と民主主義といえば無批判に賛成するという感覚が戦後から続きおかしくなっていると主張。確かに戦争で戦死した方たちが今の世の中をどう思うかという視点が欠如してると実感した。2011/07/28

たまきら

25
非常に興味深く読んだ。著者が感じているアメリカ追随型の”自由民主”政治への幻滅は、世界が抱えている問題だと思う。ただ、この「保守」という考え方、鎖国にもつながりかねず、正直リスキーにもなると思う。すべてはやはり、その国に適応したシステム構築が重要であり、そのための「保守」を語っているのだろうか。う~ん。国際社会で交渉していく上での戦略を立てる上で、あまりにも内向きだなあ…と寂しく感じた。2020/09/24

だいすけ

9
列強に伍していくために明治維新は必然だった。先の大戦で負けたのも宿命だった。西田哲学など理解が及ばない箇所もあるけど、もう少し経ってから再読したい。グローバル化につながる構造改革の本質は生産要素の市場化との指摘は分かりやすかった。2017/11/27

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