幻冬舎新書
知事の世界

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  • サイズ 新書判/ページ数 176p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784344980839
  • NDC分類 318.296
  • Cコード C0295

内容説明

国家の礎は地方にある。だが、現実は、逼迫した財政に苦しむ瀕死の自治体ばかりだ。その最たる存在であった宮崎県が、東国原知事の誕生で息を吹き返した。メディアを使った巧みなPRで観光客、県産品の売上は増加。県職員の士気も上がり、率先して組織改革を進めるほどだ。人口一一四万人の県が、トップの交代でここまで変わる。知事のもつ影響力とは何か?宮崎県を地方変革と日本再生の新しいモデルにした知事の全貌がわかる。

目次

第1章 選挙は何をもって戦うか?(宮崎県の政治風土;罠を仕掛け合う地方の選挙 ほか)
第2章 組織をどこから変えるか?(初めての大組織のトップ;「裏金はございませんか?」の真意 ほか)
第3章 生活の価値をどこに置くか?(作業服姿での初登庁;黒塗りの知事車には乗らない ほか)
第4章 行動力をいかに発揮させるか?(急な入札契約改革の苦味;何もやりたくない人には楽なポジション ほか)
第5章 改革をいつ断行するか?(一般競争入札と指名競争入札;改革にともなう犠牲と覚悟 ほか)

著者等紹介

東国原英夫[ヒガシコクバルヒデオ]
宮崎県知事。1957年宮崎県都城市生まれ。専修大学卒業後の80年、「笑ってる場合ですよ!」への出演をきっかけにビートたけしの一番弟子となる。以後、そのまんま東の芸名でたけし軍団のリーダーとして活躍。2000年4月早稲田大学第二文学部入学、04年3月卒業。同年4月、再び早稲田大学政治経済学部に入学したが、06年3月退学。07年1月の宮崎県知事選に立候補して、見事初当選を遂げる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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糜竺(びじく)

44
宮崎県知事の時に支持率90%だった東国原英夫氏。彼が県知事の時にどんな事をしていたのか、また文字通り県知事はどんな仕事をするのか興味があり読む事にしました。まず、やはり宮崎県を全国で非常に有名にさせた彼の功績は大きいです。地鶏とマンゴーと言えば宮崎県、と思い浮かべさせるまでにしたのは大したもの。就任一年間での経済効果は1000億円を越えたそうです。読んでいて県知事の仕事は非常に忙しく、並大抵の人では務まらないとても責任の重い仕事である事が伝わってきました。全盛期の頃の(笑)東国原氏の思いが伝わる一冊です。2015/08/10

しーふぉ

22
宮崎県だから出来たということはあると思うけど、国政で議員定数是正や財政再建に取り組む姿を見てみたい気もする。2017/05/21

なにょう

20
勉強になった。東国原さんもめちゃくちゃ勉強したんだと思う。普通知事は、中央官庁の実務経験者がなることが多い。そうじゃない場合はめちゃくちゃ勉強しないと難しいんだろう。そういうわけで、行政とかなんとか政治の世界は難しくて敬遠しがち。だが、無関心が一番良くない。それを熱い使命感を持って乗り込んだわけだから大したものだ。★今は衆議院議員選挙の最中である。誰々さんがどうしたこうしたとかじゃない、自分は何が出来るかはっきり約束する人に一票を投じたいではないか。2017/10/15

こぺたろう

13
学生時代の荷物を片付けるべく、15年振りに段ボール箱を荷解き。その中に入っていた一冊です。全く覚えていませんが、当時読んだんやろうなあ。少し前に知事選を再度戦った東国原英夫氏が、もともとどういうきっかけで知事を目指したのか知りたくなり再読。首長ほど楽な仕事はないと言う人、確かにいらっしゃいますが、重い職責に耐えられる人だからこそ、そう言えるのだと思っています。2023/11/30

Kaz

5
理路整然としていて、高い志も伝わってくる。彼の政治理念、政治姿勢には、支持したくなる熱意と誠実さを感じる。それだけに、彼が任期満了と共に県政から離れたのは残念。もっと地方の為に、動いて欲しかった。都政に立候補したのは、彼なりの深い思いがあってのことだとは思うが、1期4年での辞職は尚早では?宮崎の人たちは彼の動向をどうとらえているのだろう。いずれにせよ、今後の彼の動きには注目です。2012/08/28

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