内容説明
自分より身体能力の高い選手と戦うには、相手よりも先に動き出すこと。そのときに必須なのが、瞬時に状況判断をして正解を導く力だ。それを、中村俊輔は「察知力」と呼ぶ。サッカーでは一瞬の判断が勝敗を決する。彼は、毎日の反復練習と情報収集、こまめな目標設定と自己反省を、特にノートに「書き付ける」ことで、自分を客観視し、この力を磨いてきた。世界から注目される名選手の心身鍛練術は“シンプルなことの継続”だった。
目次
第1章 成功へ向かうとき、必要なものが「察知力」だ
第2章 僕はこうして「察知力」を磨いてきた(サッカーノートが僕を作った;フリーキックを徹底追求して見えたもの;自分の“引き出し”の数が、未来の可能性になる;僕を育てた「壁」;海外へ移籍した理由;イタリアからグラスゴー、海外での壁に向かった;すべての監督から、学びがある;チームメイトから察知できる学び;妥協しない姿勢)
第3章 「察知力」を活かして未来へ進む(僕にとっての日本代表;ベテランの価値;指導者として歩む夢)
著者等紹介
中村俊輔[ナカムラシュンスケ]
1978年、神奈川県生まれ。幼稚園のとき、深園サッカークラブでサッカーを始める。中学時代は日産FC(現・横浜F・マリノス)ジュニアユース。桐光学園ではエースとして高校選手権準優勝に貢献。97年、横浜マリノス(現・横浜F・マリノス)加入。99年・00年ベストイレブン。00年MVPなどのタイトル獲得。Jリーグ通算148試合33得点。02年、イタリア・セリエAレッジーナへ移籍。05年、スコットランドリーグの名門セルティックFCに、3年契約で移籍。06/07年、日本人として初めて欧州チャンピオンズリーグ決勝トーナメント進出。05/06、06/07年とリーグ戦優勝。ベストイレブン、年間最優秀ゴール、選手投票によるMVP、記者協会選出のMVP、セルティックサポーター投票によるMVP&最優秀ゴール、チームメイトが選ぶMVPを受賞。欧州リーグで日本人のMVP受賞は初(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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