内容説明
「人間は見返りを求めるけれど、この子だけは無償の愛を私に注いでくれる」―もはやペットなしでは生きられない現代人。いい大人がなぜ恥ずかしげもなく溺愛ぶりをさらしてしまうのか?なぜもっと人間には優しくできないのか?動物愛護運動はなぜ暴走するのか?イヌ一匹・ネコ五匹と暮らす著者が自らのペット偏愛歴を初告白。「人間よりペットを愛してしまう心理」を自己分析しながら、ペットブームの語られざる一面に光をあてる。
目次
第1章 戸惑いのペットブーム
第2章 医者も頼りにするペット
第3章 私のペット偏愛歴
第4章 メロメロ知識人が増える理由
第5章 ペット愛の新しいかたち
第6章 暴走する「動物愛護」
第7章 ペットロスは理性を超えて
第8章 なぜイヌやネコでなければダメなのか
著者等紹介
香山リカ[カヤマリカ]
1960年札幌市生まれ。東京医科大学卒業。精神科医。帝塚山学院大学人間文化学部教授。豊富な臨床経験を活かし、現代人の心の問題のほか、政治・社会批評、サブカルチャー批評など幅広いジャンルで活躍する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。