にっぽんの歳時記ずかん

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  • サイズ B5判/ページ数 223p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784344976320
  • NDC分類 K386
  • Cコード C0076

内容説明

季節のこと、自然のこと、食べ物のこと。にっぽんの歳時記は、知れば知るほどおもしろいことばかり。構想から十年、平野恵理子による歳時記の集大成。

目次

春(春ってどんな感じ?;春の暦 ほか)
夏(夏ってどんな感じ?;夏の暦 ほか)
秋(秋ってどんな感じ?;秋の暦 ほか)
冬(冬ってどんな感じ?;冬の暦 ほか)
暦について(暦ってなに?;三つの暦 ほか)

著者等紹介

平野恵理子[ヒラノエリコ]
イラストレーター、エッセイスト。山歩きや旅、着物、暦や年中行事など、暮らしについてのイラストとエッセイの作品が多数。1961年、静岡県生まれ。横浜育ち(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nyaoko

61
仕事用として図書館で。日本の四季折々に寄せて、昔から行ってきた祭事など詳しくイラストつきで書かれています。季節の花、鳥、祭、食べ物、俳句や短歌、どれもこれも懐かしく、忘れていた事であったり、地域によっては知らない事であったり。デイサービスの朝の会で色々な話題提供としてとても役に立ちました。歳時記は色々なものが出ているので他にも読んでみたいです。2016/11/28

ちはや@灯れ松明の火

43
昨日と同じような朝でも季節の針は進んでいる。つめたい指をさすりながら、ゆきわたりてむぎのびる、七十二候を口ずさむ。咲く花に、飛ぶ鳥に、空模様に、昔のひとは時の移ろいを重ねて暮らしてきた。初詣、初夢、出初式、七草、一日一日を深く味わう行事の並び。新しい年を寿ぐお飾りを形づくる品すべてに与えられている意味と祈り。流れる季節に寄りそって、ことばで名付けて、昔のひとは生きてきた。時の針が進むたび、便利になって、何でも揃って、自然が消えて、大切なものがこぼれていく。懐かしい響きの日本語は、きれいで、少しかなしい。 2017/01/01

カタコッタ

14
眺めているだけで心穏やかに。四季の変化の感覚がきっと日本人は鋭いのでしょう、ゆるやかに変化する自然と上手く共存しています。平野恵理子先生、初めて読みましたが大好きに。ちょっと追いかけて読んでみたい作家さんです。2023/07/07

さっちゃん

10
季節のいろいろ。花鳥風月。短歌や俳句に絵画。日本の暮らしは季節と共にあるのだと再確認。こんな豊かな感性をもつ日本人であることが嬉しい。2015/07/16

遠い日

6
日本の濃やかな季節の命名とその変化を感じる心がすばらしい。四季の移ろいを肌や目で感じつつ、来たる季節を楽しむ。気候や季節を表すことばのなんと豊かで奥行きのあること。知らぬ間に今年も立秋を過ぎて、もうすぐ処暑だ。2017/08/16

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