内容説明
細菌・微生物の専門医がわかりやすく教えるパンデミック(大規模感染)から身を守るための感染症とワクチン接種の正しい知識。水面下で忍び寄っているアウトブレイクの脅威。オリンピックによる「病原菌大集結」を前にした全ての日本人が読むべき一冊。微生物研究の大家が「ワクチン否定論」に警鐘を鳴らす!
目次
序章 命を奪う感染症が人類に忍び寄る
第1章 世界を席巻する感染症(人類と病原体との生存競争のドラマ;人類に感染症をもたらす「細菌」と「ウイルス」 ほか)
第2章 次に流行る病にワクチンは効くのか(ワクチンは医学者の「人体実験」によって生まれた?;尊い犠牲のうえにようやく完成した黄熱ワクチン ほか)
第3章 人類を救うワクチンの正しい理解(「ワクチン不要論」は大ウソ;子宮頸がん(HPV)ワクチンの是非は? ほか)
第4章 油断大敵な水面下のアウトブレイク 人類滅亡のカウントダウンは既に始まっている!?(どの感染症が人類を滅ぼすのか;半年以上もウイルスが体内に…ジカウイルス感染症(ジカ熱) ほか)
著者等紹介
奥田研爾[オクダケンジ]
横浜市立大学名誉教授、医学博士。感染症・ワクチン専門医。1971年に横浜市立大学医学部を卒業後、ハーバード大学、メイヨークリニックでアシスタントプロフェッサー、デューク大学客員教授等を歴任。1983年より横浜市立大学医学部微生物学教授、2001年より同大学医学部長兼任、2003年より副学長兼任。2010年より同大学名誉教授となり、2012年にワクチン研究所を併設した奥田内科を開院。日本細菌学会名誉会員、緑膿菌感染症研究会名誉会員。英文論文約350編の国際誌掲載実績あり(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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