内容説明
プラトン、アリストテレスからデカルト、カント、サルトルまで…驚くほどわかりやすい、人生を豊かにする。よく考える方法とは?人間には悩み、考える権利がある。
目次
プラトン
アリストテレス
アウグスティヌス
アクィナス
デカルト
ホッブズ
スピノザ
ロック
ヒューム
ルソー〔ほか〕
著者等紹介
竹田青嗣[タケダセイジ]
1947年大阪生まれ。在日韓国人2世。早稲田大学政治経済学部卒業。現在、早稲田大学国際教養学部教授。哲学者・文芸評論家。在日作家論から出発。文芸評論、思想評論とともに、実存論的な人間論を中心として哲学活動を続ける。哲学的思考の原理論としての欲望論哲学を構想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
fseigojp
13
哲学プロパーからは、なめとんかと言われそうなタイトルですが 簡明で、かつ実用指向という良書2015/08/05
viola
7
非常に分かりやすい。これなら確かに知識ゼロでも分かりそうです・・・・・が、誰がどれだったかわからなくなりそうですね(笑)きちんと整理しておこうと思います。人物の大体の紹介の後に、○○法やら○○論の説明が別ページであり、全体的にかなり見やすく、分かりやすいです。これでこの値段は偉い!2010/03/07
村雨春陽
3
良くこれだけコンパクトにまとめたなと感心します。確かに入門書としては良くできています。イラストがアンチテーゼになっていて妙な深みもあります。(本文に書かれていないことを補助的に説明してもいます。)ただ、哲学の魅力はその論の結果としてのバズワードではなく、論を立てるきっかけとなる思考の組み立て方なのだと思うのですね。そこを拾って欲しかった。また有名無名に関わらずエックハルトやコントも拾って欲しかったかな。2021/01/24
FA743
3
この人誰だ?となったときに簡単な情報を得るための本。影響を受けた・与えた人物がそれぞれ記されてるのはよかった。2014/12/04
すがし
3
これは非常にわかりやすい。影響を受けた/与えた哲学者について簡単にまとめてあるのもありがたい。ただ自分がなぜ竹田青嗣が好きになれないのかも思い出してしまった。この人はなんでもかんでも近代の市民道徳に合致する形に歪めてしまう。その傲慢さにどうにも鼻白んでしまうのだ。だがその一方で自由と平等を掲げる近代民主主義に、逆に人間を抑圧する一面があることを冷静に見つめる怜悧な一面があることも今回わかった。そして、もはや門外漢には途中入場不可能な巨大迷路と化してしまった哲学をこれだけわかりやすく解説してくれたことは功績2012/09/24