内容説明
現在、実にさまざまに分岐勃興を繰り返している女性ファッション誌は、どれか１つの雑誌だけを手に取ってみても、その全体をとても網羅することはできません。そこで本書では、ちまたに溢れる、ちょっと敷居が高いファッション文化をより多くの人が理解できるよう、ハイティーン～２０代をターゲットとした女性ファッションを全１０系統に整理して紹介しています。各系統の分析とともに、豪華イラストレーター陣による美少女イラストをモデルに見立て、ファッション誌のレイアウトやコピーワークを再現しながら横断的に解説。
目次
ガーリー系
コンサバ系
ギャル系
モード系
ナチュラル系
森ガール
ストリート系
Ｂ系
ロック系
ロリータ系
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
フェイ
1
キャラクターにどういうファッションをさせたらいいかが乗っているかを調べるために読んでみた。 結果としては、個人的にはそこまで参考にならなかった。ファッションがどれも琴線に来るようなものではなかったからだ。（そう言う意味では二次元に毒されているのかもしれない） ただ、ファッションの傾向等はわかったので、今後活用する可能性はある。あと、二次元キャラクターをモデルにしていて、リアルを考えなくて済むのは嬉しいかった。2016/01/22
koillmatic
0
読んでいる雑誌や服装だけで女子をトライブに分割することに無理があるのはわかる。わかるけども。 個人レベルで取り出すと、少なからぬ女子は境界的領域に属すると思うし、個々のトライブにしても、常に分岐と統合が続いている。 （すぐに思いつくのは、マインドはギャルでありつつ青文字系のアイコンでもあるきゃりーぱみゅぱみゅという特異点である） しかし、マクルーハンの言ったように、メディアはそれ自体メッセージなのであり、女子の服飾が一定以上、それをまとう個人の文化的属性やライフスタイル、価値観などを反映しているのは確かな2012/06/01
渡辺紗代
0
モード系に関してはいまいちぴんとこなかった。 具体的なブランドを各系統ごとに挙げてあると女子としては理解しやすい。 ネット参照を前提とはしてしまうかもしれないが、資料として読む男性にも、衣装案を考える際には大いに参考になるのではないかと思う。
すがし
0
そもそもこの本自体のカテゴライズ自体に注釈が必要だと思うが、「主に創作をするひとのための“女子ファッション入門書”」である。女性のファッションを研究して、リアルにおしゃれな女の子を創作しようにも、ファッション雑誌が多すぎて、どれを買ってどこを見たらよいやらさっぱり……というイケテないオタク男子必携の便利資料。なのだが非常にレベルが高く、１０系統に分類されたファッションの見取り図は、流行を追いかける女の子にとっても、『自分のカラー』を追及するガイドになってくれるのではないかと思える内容。意外な良書。2013/03/03
walwal
0
ぜんぜん知らない世界なのでこういう風に全体を概観する本は嬉しい。/なかなか奥深い世界でした。2013/02/18
