幻冬舎時代小説文庫<br> 料理通異聞

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幻冬舎時代小説文庫
料理通異聞

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  • サイズ 文庫判/ページ数 427p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784344429345
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

蔦屋重三郎の法要の膳を出すことになった福田屋善四郎。この日に賭けた善四郎の料理は見事に座の賞賛を呼び、大田南畝、山東京伝ら時代の寵児と知己を得る。やがては料理の道で天下が取れるとの南畝の言葉通り「八百善」の名は高まっていく。文政に入り善四郎が著した『料理通』が大評判となる中、遂に店に将軍の御成を告げる使いがやってくる。

著者等紹介

松井今朝子[マツイケサコ]
1953年京都生まれ。早稲田大学大学院文学研究科演劇学修士課程修了後、松竹株式会社入社。その後フリーとして歌舞伎の脚色・演出・評論を手がける。97年『東洲しゃらくさし』で作家デビュー。同年『仲蔵狂乱』で第八回時代小説大賞を受賞。2007年『吉原手引草』で第一三七回直木賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まる

6
美味しそうで、しかも手間のかかったお料理の数々だった。料理人として優れていただけでは八百善の繁栄は築けなかったかもしれない。善四郎の親切で魅力溢れた人柄がなかったら多くの才人達を惹き付けなかったかもしれず、彼等の様々な後押しがなかったら「料理通」があれ程の成功を修められたかどうか。そう思うと成功を修めるには技術と優れた人柄が必要と思われ、それはどの分野にも共通だと思った。著者の溢れ出る知識を盛り込もうとするあまり、小説としての面白さが削がれる部分を感じるのが残念だった。2022/01/15

なおこっか

6
『百川』と同時代、精進料理屋から身をおこし、文化人のサロンとしても栄え、『料理通』を著した料理人の店、八百善。集うのは南畝、抱一、鵬斎、文晁、時に京伝、崋山も。主人公は基本好人物として描かれ、かつて『そろそろ旅へ』に沈殿した深い業のようなものは薄い。むしろ勤め人でもある南畝の在り方に関心がわく。この人々との関わりから、書物を著そうとする動機として、食べれば消えてしまう料理を絵のように残したいという欲求と結びつけたのは上手い。それにつけても料理の数々の美味しそうなこと。2021/10/29

nyanlay

6
八百善の店の名前は他の時代小説で見るけど、どちらかと言うと金持ち相手の庶民には縁がない店、と言う書かれ方が多いと思う。店の成り立ちやらやはりそれぞれ物語があるんですね。2020/04/23

陽ちゃん

5
時代物によく出てくる「八百善」ですが、最初から高級料理店としてスタートしたのではなく、精進料理のお店が元だったのは知りませんでした。その精進料理店を、高級料理店の代名詞とも言える「八百善」に大きくした善四郎が主人公ですが、人を惹き付けるものを持っていたようで、彼に手を貸す人たちの顔ぶれが、酒井抱一・太田南畝・谷文晁・渡辺崋山といった豪華メンバーで驚きました。彼が多くの人と交流し、店を大きくできたのは、妻のお栄さんがどっしり家を守っていてくれたからでしょうね。2020/09/02

YH

4
八百善をモデルにした話は宮尾さんのを読んだことがあったけど、それとは趣きが違い爽快。おなか空いている時に読むのは危険。今、代替食品が注目されているけど、江戸時代の精進料理から日本では工夫がされていたんだなぁ。面白かった。2021/07/04

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