幻冬舎文庫<br> クラウド

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幻冬舎文庫
クラウド

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  • サイズ 文庫判/ページ数 238p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784344420915
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

「僕は一人。君と話がしたい」。家に引きこもる玉木つぐみは、ツイッターでカズトと名乗る男と出会う。他愛ないつぶやきに癒されていたがある朝、自宅にカズトから大量の花が届き状況は一変する。暴かれた住所と本名。彼の正体は誰なのか。数日後、元恋人が何者かに殺され―。メガヒット漫画原作者がネットに潜む見えない罠を描く衝撃ミステリ。

著者等紹介

樹林伸[キバヤシシン]
1962年東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。漫画の原作者として活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うまる

33
ネットが絡むサスペンス。まぁそうだろうなという結末ではあったけど、誰がどう解決するかが気になるので楽しく読みました。知らない人と繋がれるネットのメリット・デメリットを説く話としてもまずまず。ツイッター使わないのでわかりませんが、やりだすとどんどんハマるもんなんですかね。リアルで言えない自分の気持ちを吐露するなんて、ネットでも恥ずかしいと思う古代人タイプなので、その辺の共感は薄いです。なのでツイッターとかSNS好きの方が読むとまた違うのかもしれません。2022/04/30

流花

10
誰もが気軽に書いているTwitterか舞台。悩み傷ついてつぶやくツイートに誰かが賛同してくれたり、助言をくれたり…そんな自分の日常とリンクさせながら読むと何処にいるとか何を考えてるとか簡単に他人に教えてる怖さも感じる。結末がラストに近づくにつれ分かってしまったけれど、とても面白かった。2014/03/22

Nanami

7
Twitterで話しただけの見知らぬ人から突然自宅に花束が届き出す。さらに、殺人事件にも発展して……というTwitterミステリ(?)まさかね? 違うよね? という不安が的中。アイデアというか、Twitterを使ったミステリというところは面白いなぁと思ったのですが、リアリティーがないのと、ストレートすぎるところが少し残念でした。文章は読みやすいと思います。2013/11/17

尾塚

5
サイコ・サスペンス風でパソコン音痴な自分には衝撃的な読後感でした。職場でのセクハラに始まりストーカー被害にあった女性が主人公。ある日ツイッターのフォロワーから花束が自宅に。なぜ彼女の個人情報が知られてしまうのか?そしてついには殺人事件へと。ツイッターの世界にBOTなんて機能があるのを知りませんでした。ネットで調べたら、架空の話ではないんですね。一生懸命話しかけていたら、相手はロボットだったりして。勉強になりました。ちょっと背筋が寒くなりそうな話ですが面白かったですよ。2014/03/05

3
あらすじに惹かれて読んだのだけれど、想像していた話と少し違った。結末がなんとなく想像の範囲内だったことと、主人公に共感できずあまり好きになれなかったのが原因か。インターネットとかウイルスとか、無知であるが故に脅威だなぁ。近い未来、こういう恋愛の形も現実になりそう。というか、すでにけっこう近いものがあるのではないか。と思うと、アイディアとしては面白かったのかも。2013/11/11

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