内容説明
家族の気持ちがバラバラな若菜家。その仲を取り持ってきた母の玲子の脳にガンが見つかった。突然の出来事に狼狽しつつも玲子のために動き出す父と息子たち。だがそんなとき、父が借金まみれだったことや、息子たちが抱いてきた家族への不満が露になる…。近くにいながら最悪の事態でも救ってくれない人って何?家族の存在意義を問う傑作長編。
著者等紹介
早見和真[ハヤミカズマサ]
1977年、神奈川県生まれ。2008年、『ひゃくはち』で作家デビュー。同作は映画化、コミック化され、ベストセラーとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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