幻冬舎文庫<br> 身を捨ててこそ―新・病葉流れて

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幻冬舎文庫
身を捨ててこそ―新・病葉流れて

  • 白川 道【著】
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  • 幻冬舎(2013/04発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 544p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784344420045
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

破滅と紙一重の博打に勝ち、齢二十三にして四千万の金を得た梨田雅之。代償として極道に襲われはしたが、雀荘で出会った砂押という男の導きで広告代理店に勤めることに。時代は激動の昭和、経済は右肩上がり。だが、その波に乗らない彼は、新たな刺激を欲して社会の裏街道への扉を開けてしまう…。自伝的賭博小説『病葉流れて』新章開幕。

著者等紹介

白川道[シラカワトオル]
1945年北京生まれ。一橋大学卒業後、94年、自身の体験を十二分に生かした『流星たちの宴』で衝撃のデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヨーコ・オクダ

19
久しぶりの病葉シリーズ。そう言えば、前作は梨田が匕首で刺されて終わってたな〜なんて思い出しながら…。大阪で新たな人生の師匠・砂押と出会う。まぁ、例のごとく、それなりに親しくなる女性も数名。またまた人生の裏街道を進むのかと思いきや、なんと再びサラリーマンに!?これから発展する日本の様々な企業を観察できるという広告代理店へ入社。というわけで、いつもの麻雀シーンの他、結構、広告代理店の様子も詳しく描かれていたり。そして、砂押の偉大さを実感する一方で、がんを患った彼との別れが迫って来る。梨田が再び流れていく予感。2019/01/15

遅筆堂

15
『病葉流れて』の新作、物語では5年しか経過していないが初作からこの最終巻まで14年の歳月が流れている。ヲレはこれを一気に1ヶ月で読んだので、実に生々しい。といってもこれが最終とは思えない。更なる博打道を突き進みそうな感じ。著者の分身なので著者の経歴を見ればまだまだネタはある(笑)それにしてもだ、この本を読んでいると無性にギャンブルのまねごとをしたくなる。もちろんヲレは梨田の万分の一も近寄れないのだが、そういう気分にさせるのだ。奇しくも今月はケイリングランプリがある。今年一年頑張った、いっちょやってみるか。2013/12/04

KAZOO

4
前回で終了したと思っていたのですが、まだ続いていくのですね。この本の後にも続きが出ているようです。今までは永田という大学の先輩が大きな役割を果たしていましたが、今後は別の人間の影響を受けていくようです。まともな会社に入るもののやはりそれに飽き足らないかのような方向に進んでいくようでまだまだ目が離せません。2014/04/28

プリン

3
病葉シリーズの新作。相変わらずのデタラメでメチャクチャな話(←これはホメ言葉のつもり)。今作はバクチよりも色恋の物語。「生の実感」をこういうヒリヒリした形でしか感じられないのを不幸だと思うか、それともこれこそが幸せと思うかでこの物語の評価はガラリと変わります。若いときにもっとムチャをしとけば良かったと心から思ってしまう自分はやはりダメ人間なのだろうと再確認した次第です。2013/04/17

nonnon

2
★★★★☆2017/05/19

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