内容説明
亜梨紗は女子高生の時、伯父の書斎で英語の個人授業を受けていた。椅子に括られ全裸でレッスン。「伯父様、見ないで!」。懇願しても、脚を閉じることは許されない。清純な少女は日に日に淫らになって椅子を濡らし、ついに最後の授業で―。伯父の葬儀の後、25歳になった彼女の前に「全て見ていた」と美しい従兄弟が現れ、恥辱の日々を呼び戻す。
著者等紹介
館淳一[タテジュンイチ]
1943年北海道生まれ。日本大学芸術学部卒業。芸能誌記者、別荘管理人、フリー編集者を経て、75年『別冊SMファン』にハードバイオレンス小説「凶獣は闇を撃つ」を発表し、新感覚SM作家としてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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まさきち
53
大学進学のためにイケメンの養子を抱える伯父に英語の個人授業を受ける主人公。そこから始まる倒錯ワールドがてんこ盛り。これほどまでの複雑な世界を絶妙に組み合わせて腹に落ちる話に組み立てたことに脱帽です。楽しめました。2022/02/09
tan_keikei
2
美しきキャビンアテンダントが回想する亡き伯父との秘密の個人レッスン。伯父の遺産の相続者となった従兄弟との会話の中で、彼女はそのレッスンに秘められた驚きの事実を知る…。というミステリーもあるSM小説です。戯曲にもなりそうなタイトな構成と会話の妙でぐいぐいひっぱります。洋館、美貌の養子、秘密レッスン……舞台や小道具もクラシックな探偵小説のようで、ミステリー好きも楽しめる作品だと思います。2013/05/17
しなの
1
表紙買いしてよかった。2016/05/01