内容説明
会えば必ず罵り合うが、誰よりも固い絆で結ばれている在日コリアンのテツとガク。赤字続きの新宿のクラブを閉め、六本木に出店したいとガクが言い出した。だが金はない。高奉桂に借りようとするガクにテツは猛反対する。八年前の抗争で高の刺客により、テツは命を落としかけたのだ…。破天荒で無鉄砲な男たちの闘いに胸躍る、痛快な悪漢小説。
著者等紹介
梁石日[ヤンソギル]
1936年大阪府生まれ。『血と骨』で第一一回山本周五郎賞受賞。同作品は映画化され絶賛を集める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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