幻冬舎文庫<br> 最初の、ひとくち

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幻冬舎文庫
最初の、ひとくち

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  • サイズ 文庫判/ページ数 202p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784344414396
  • NDC分類 596
  • Cコード C0195

内容説明

初自腹のパフェは、ファミレスの味。思い出がふんわり甦る極上の食エッセイ。

目次

おかし・おかし・おかし(ピノ;エンゼルパイ ほか)
飲み物あれこれ(コーラ;シェイク ほか)
一品なのに存在感(ツナマヨ寿司;ふぐ ほか)
ちょっと贅沢(フルーチェ;アイスケーキ ほか)
その時、その場所の味(給食のデザート;機内食 ほか)

著者等紹介

益田ミリ[マスダミリ]
1969年大阪府生まれ。イラストレーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

109
ミリさんが、初めて食べたスイーツや料理、果物等を当時を振り替えって書かれているエッセイ。時代を感じたり、自分の学生時代を思い出したり、今は当たり前に売っているものが珍しかったり、食べ物の思い出、それにまつわる友達や家族とのエピソードも面白くて楽しめました。忘れていたお菓子なんか出てくると懐かしかったです。2016/05/24

zero1

107
ピノ、小枝、カラムーチョ、アポロなど食べ物の思い出を、ほのぼのエッセイで知られる益田らしい語り口で紹介。表現者は記憶が深いんだと思う。不健康だと言われていたコーラなど「ケミカルな味わい」と表記。これ、すごく分かる。コーヒーも「子どもはダメ」と禁止令が出ていた。最初にフルーチェを食べたのはいつだったか。理想のパフェを絵に描くところはまさに女の子の世界。ハーゲンダッツは衝撃の味!大阪出身らしくたこ焼きも登場。マクドのシェイクはストローで吸うのに苦戦した。「バナナはおやつに入るんですか?」はお約束の質問(笑)。2019/08/07

大福

76
疲れている時に手に取りたくなる益田ミリさんの本。読んでいても心がホッとする私には精神安定剤なような1冊。2019/02/03

AKIKO-WILL

76
益田ミリさんの本は、たくさん出てますがどれも身近で共感できます。初めて食べたお菓子や果物、食べ物!あの時の気持ちを語るエッセイ!カラムーチョやフルーチェ、マンゴー、コーラなど自分はどうだったかな?とミリさんの感想を読みながら思い出したりして楽しかった。これを読んでいたら懐かしくて食べたくなりますね。ミルクケーキが食べたい。2016/05/16

ホークス

64
色々な食べ物を最初に口にした時のエピソードに、独特の四コマ漫画が付いていて楽しい。十代までの記憶がとても鮮明で、感情もリアル。それを大人の目線で振り返る著者が切なく感じられた。中でも冷やしあめの話が沁みた。関西のものだけど、著者にとってのそれは、市場で母親たちが腰に手を当てて、プラスチックのコップで立ち飲みするものだった。市場とともに冷やしあめは姿を消したが、私もこの話を読んで、若かった母親と一緒に歩いた、ゴミゴミと活気のある市場の光景を思い出した。ちょっと泣きそうになった2016/09/07

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