内容説明
10年以上のブランクを経て、“伝説のテロハンター”名村は警察庁に復帰した。彼はかつてのネットワークを駆使し懸命に情報収集に当たっていく。だが捜査をかいくぐるように発生してしまう細菌テロ。次々と倒れていく人々。次の大規模テロを防ぐことはできるのか?日本の細菌感染への危機管理とテロ対策を徹底取材、圧倒的迫力で描く警察小説。
著者等紹介
麻生幾[アソウイク]
1960年大阪府生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ごんちゃん
7
バイオテロ怖いわ~。あれから日本はどーなったんや?? しか~し、麻生幾、長いねん。しかもディティールにこだわるし、マニアックやし、時間軸飛びまくるし。読むのに忍耐力を要する。出来れば主筋じゃないとこ削ってスッキリして、時系列で判りやすく展開した方が、素直に盛り上がれると思うんだけど。なんであんなに複雑にするかな。わざと?付いて来れるヤツだけ付いてこい的な?・・・また読ませていただきますです。 2015/12/18
Happy Dragon 🐉
6
読了。下巻に入り、物語の展開が早く、ついていくことで精一杯。だが、主人公やその関係者の切迫感は伝わってくる。あとがきを読み、私が知らない方々の存在を示唆している。そんな方々の強い使命によって、日本は守られているのだろう。物語で描かれているバイオテロ、つい数ヶ月前まで、新型ウィルスで右往左往していたことを思い出した。著者の作品にしばらくハマっていく一冊でした。ありがとう。感謝!2023/07/18
Malvales
4
時系列、専門用語等、複雑でなかなか読むのに手こずったが、下巻に入ると上巻の種まきが実になったのを感じながら読み進められたので、ラストまではあっという間に読了できた。あんなに色々な伏線がありながら、結末は呆気なかったのだけが、ちょっと残念だったが、面白かった。2014/06/28
yamatoshiuruhashi
3
もっと悲惨なテロとは改造天然痘によるバイオテロリズムだったのか。世界的に拡散させようとするテロリストの発見とその「最悪の」試みはなんとか防げたのだろう。でも、国内、都内でばら撒かれた病気はどうなったのだろうか。話が途中で二つに分かれてしまって片方の話が終章に至っていないような気分。放たれた病原菌にじわじわとおいつめられるんだよ、という現実的な注意喚起なのか、それともこの主人公ははテロリストを追い詰めることが任務であるからそこまでなのか。面白かったけど消化不良。2013/03/22
フウミズ
2
題名でまた買ってしまった。 922023/11/24