内容説明
2001年9月11日、同時多発テロ発生、翌日もたらされた日本国内でのテロ情報に衝撃を受けた警察庁幹部は、かつて欧州で活躍した“伝説のテロハンター”を静岡県警から呼び戻そうとする。そして彼が運営していたスパイ“V”を目覚めさせようと試みるが…。日本警察が行ってきた国際テロ捜査の現実をリアルに描き切る警察小説の決定版。
著者等紹介
麻生幾[アソウイク]
1960年大阪府生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Happy Dragon 🐉
5
読了。過去、現在。そして、日本、アラブと目まぐるしく動く内容に、最初は、戸惑ったが、徐々に全貌が明らかになると、スピィーディに面白くなってきた。さぁ、下巻はどうなるんだろうとワクワクしながら、今から読むのが待ち遠しい一冊でした。下巻に続く。ありがとう!感謝!2023/07/15
ごんちゃん
5
世界を股にかけるスーパー諜報部員にアラブ系テロリストにバイオテロ、と言えば、ほぼ『ピルグリム』やんか。バイオテロのブツも一緒だし、9.11後って言う舞台設定も一緒ですがな。違うのは、アメリカのエージェントは大統領に激励されたのに、日本人は組織の支援が得られず、孤独な戦いなのねん。未曽有の危機を前にしても、警察官僚さんがまず己の出世を考えてるとこ、徹底していてすがすがしい。現実には違うことを祈るよ。2015/12/18
フウミズ
2
上、なんとなく読んでいたら2度目だった もう少し。 902023/11/20
こいきんぐ
2
長時間読むのが疲れるから時間かかった。準備は終わったから、後半に期待。2017/08/10
yamatoshiuruhashi
2
麻生幾。いつもながら重たく行きつ戻りつする時間軸を読み解くのに少し時間がかかるが、読み進むにつれ引き込まれ加速していく。果たして日本をも標的とする危機とは何なのか。そのこと自体よりも登場人物の現在までの背景の説明的に過ぎてきた。さぁ、下巻はどうなるのか。2013/03/20