幻冬舎文庫<br> H5N1―強毒性新型インフルエンザウイルス日本上陸のシナリオ

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幻冬舎文庫
H5N1―強毒性新型インフルエンザウイルス日本上陸のシナリオ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 323p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784344413313
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

南の島で強毒性新型インフルエンザが発生した。感染した商社マン・木田は帰国4日後に死亡。感染症指定病院や保健所は急いでパンデミックに備えるが、瞬く間に野戦病院と化す。R病院副院長・沢田他、医師の間に広がる絶望と疲弊、遂には治療中に息絶える者も。科学的根拠を基にウイルス学の専門家が描いた完全シミュレーション型サイエンスノベル。

著者等紹介

岡田晴恵[オカダハルエ]
1963年生まれ。医学博士。専門は感染免疫学、ワクチン学、ウイルス学。ドイツマールブルク大学医学部ウイルス学研究所客員研究員、国立感染症研究所研究員を経て、日本経済団体連合会21世紀政策研究所シニア・アソシエイトとして活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

saga

49
本書は2007年に出版されたものだ。その頃から警鐘が鳴らされていたのだ。これは新型コロナ感染症でも通底する考えだと思う。感染症を含め、防災対策は最悪を想定して立案すべきなのに、日本のお偉いさんは楽観視した想定から計画を作り始める。そこに「想定外」という言い訳が生まれてしまう。医師であり作家でもある海堂尊氏も、「ノンフィクションでは素通りしてしまう内容でも、小説にすることで感情移入ができ、医療問題が他人事ではなく理解できる」と言っていたが、本書を読むとまさにそのとおりだと思った。2020/08/09

タルシル📖ヨムノスキー

18
日本人は感染症に対する危機意識が低いそうだ。その理由は日本が島国であることと、江戸時代の鎖国により大陸との交流がほとんどなかったために、ペストのような疫病による国家存続の危機がなかったからだとか。この物語は「もし今強毒性のインフルエンザが流行ったら」という、いわゆるパンデミック小説。著者は国立感染症研究所の元研究員さんなだけあって、感染が拡大していく様子がとてもリアル。今回流行ったコロナウイルスは今のところ弱毒性だが、コレがもし強毒性に変異したらと思うととても恐ろしい。まずはいざという時の備えが大切。2020/06/05

ta_chanko

13
2007年の時点で、新型インフルエンザの感染拡大によるパンデミックの発生と日本を襲った惨状についてリアルに描き、対策のすすまない日本社会に警鐘を鳴らしている。まるで現在のコロナ禍を予言したような内容。ただ現実と違うのは、アメリカが一番の惨状で、日本はなぜか感染者も死者も少なかったこと。日本モデルとかファクターXとか言われているが、その原因が分からない限り、第2派・第3派への警戒も継続していかなければならない。根拠なき成功に慢心するのは危険。2020/05/20

きたさん

11
この本が13年も前に発刊されていたことにまず驚く。新型インフルエンザの蔓延を描いたものであるけれど、現在のCovid-19禍の世界を想像させる衝撃的な内容。政府や自治体、企業や人々が比較的理性的な行動的を取れる人が多かったとしても、事前の備えや心構えがなければパンデミックが起こりうる、ということは心に深く刻んでおかなければいけない、と強く思わされた。近い将来にCovid-19の再流行が起こる可能性があるどころか、Covid-19ではない致死性ウイルスが上陸する可能性だってあるのだから。2020/09/20

yamakujira

5
「感染列島」などで食傷気味の設定だとしても、著者が専門家だから、発生からパンデミックに至る描写に説得力がある。都会では柳社長のような無神経な罹患者から拡大するんだろうな。なにより、強毒性新型インフルエンザの流行は時間の問題だという緊迫感が伝わってくる。対策が遅れている当局の意識は苛立たしいけれど、AIDSもSARSもEVDも世界的なパンデミックにならなかったので、楽天的になるのも仕方ないか。正確を期した啓蒙書として書いたのかもしれないけれど、小説としてはおもしろくないのが残念だ。 (★★★☆☆)2017/02/03

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