内容説明
エステティシャンの更紗と、人気女流官能作家の薫は、中学時代からの親友だった。ふたりの指先は、いつも快楽に従順で、ときどき嘘をつく。「ねえ薫、あたしを小説に出してくれない?」。薫は更紗をモデルにエロティックなシーンを夢想するが、やがて虚構と現実が微妙に交錯し始め、快楽の波にあらがえなくなっていく―。傑作情痴小説。
著者等紹介
松崎詩織[マツザキシオリ]
2006年、妖しく光る官能描写を絶賛され、「フラジャイル」で幻冬舎アウトロー大賞特別賞を受賞。同年6月に、受賞作を収録した官能小説集『教育実習生』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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くろまによん
5
作中作を上手く使って話をおもしろくしている。だが、エピローグのあれは少々下品だと思う。使わないに越したことはない細工だと感じた。2014/03/15
rio
1
普通、かな?2014/11/06
雨下まもる
0
初めて官能小説というものを読んでみた。なかなか良かった。台詞回しがなんかダサいなぁとは思ったけど、性描写は上手い。エピローグがおもろい。2015/11/17
松崎詩織
0
自分で書いた本です。 出版当時、かない話題になった問題作です(笑)。
JASMINE
0
作者がどんな女性かを考えてしまうからこういう小説って入り込めないんです…2010/02/17