内容説明
仕事のストレスでうつ病にかかったツレは、明るい前向きな人間から、暗いがんばれない人間になった。でも、三年間の闘病生活を妻とともに乗り越え、回復したのだ。ツレの性格は以前と違うし、あきらめたこともたくさんあるけれど、ふたりは少しずつ変化を受け入れていく―。うつ病後の日々を描く大ベストセラーの純愛コミックエッセイ第二弾。
目次
1 「ツレうつ」を、出してみて。(ツレがうつになって;本を書く ほか)
2 うつになって、わかったこと。(会社をやめるのはいけないこと?;薬代が安くなる? ほか)
3 うつになって、あきらめたこと。(できないことは無理しない;あきらめたこと(1)旅行 ほか)
4 こんなとき、どうする?(ウチ流 こんなときはこうしてた;ついついやってしまいがちだがキケンなパターン ほか)
5 一歩一歩、前に進んで。(電話に出られるようになった;薬の量がへった ほか)
著者等紹介
細川貂々[ホソカワテンテン]
1969年生まれ。セツ・モードセミナー卒業後、漫画家、イラストレーターとして活動。夫のうつ闘病生活を描いた『ツレがうつになりまして。』が大ベストセラーになる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
351
前作のツレがうつになりましての後日談、裏話がメイン。こういう本を出して自分と同じ悩みに陥ってる人、無理解な会社、つれの鬱の深さなど色々知る事が出来て、つれにとってもいい効果を生んでるんだなと思った。2017/08/02
海猫
272
前作よく覚えてないけど、内容としてはある程度回復してからのケアや社会復帰がメインといった感じ。全体的に自然なポジティブさが漂っているのが良い。私も人混みやテレビ怖いとか、電車に乗れないとかなってしまったしなあ。うつ病持ちとしてはあるあるネタが多くてその意味でも楽しかった。病気になったらなったで、それなりの生き方模索するのもまた生きがいになるかもね。2015/09/29
青葉麒麟
136
著者がツレのためにとった行動が鬱治療のマニュアルに必ずしも沿ってないけど、それでも完治の方向に進んでたのは凄いな。伴侶としての直感だったのかな?鬱病を経験してツレも性格が変わったけど、著者も変わったってのはなんか羨ましくて良いなぁ(*^^*)さすが夫婦。2012/12/21
ちーちゃん
116
うつ病が治った後のツレさんの状況が綴られていました。時々再発しつつも薬を飲まなくても大丈夫なくらいに回復された様で安堵しました。うつ病を経験して前とは違った性格になったとのことですが、大らかになられた様な感じで良い方向に変わられたのではないかと思います。本作では、ツレさん視点でうつ病になってどうだったかにフォーカスしている様で、前作に引き続きうつ病の症状や対処法が紹介されていました。うつ病を発症する前のツレさんの性格と自分の性格が一致している部分が多く、自分も気を付けなければと身が引き締まる思いでした。2023/09/13
Kawai Hideki
116
「ツレがうつになりまして」の執筆の経緯や、本を読んだ人からの反響/質問への回答、うつ病で手放さなければならなかったモノと、逆に手に入れられたモノ、うつ病の渦中で、夫婦はどのように対処してきたかを振り返った本。そんなに網羅的でもないし、専門的という分けでもないけれど、ツレさんが病気から回復していく「変化」のエピソードは、どれも小さな一歩ながら大きな幸せが伝わってきて、良かった。2017/03/20