内容説明
図らずも三十二万石大藩の後継となった鹿之介は、身を守るために妖艶なくノ一・るいとともに落葉長屋に拠って、逆意方を迎え撃つ。だが、お家騒動には幕府の野望も絡み合い、彼我の攻防は凄絶を極める。鹿之介に対する恋心を隠してのるいの絶望的な戦い。四面楚歌の二人に活路はあるのか。空前の時代活劇、ノンストップエンターテインメント。
著者等紹介
森村誠一[モリムラセイイチ]
1933年埼玉県生まれ。青山学院大学卒。『高層の死角』(江戸川乱歩賞)、『腐蝕の構造』(日本推理作家協会賞)など、数多くのベストセラー作品を著し、本格推理小説の世界で不動の地位を築く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あここ
2
やっと読めた。題名と印象が違ったなぁ。暗殺請負?誰が?狙われてる方やんなぁ。藩主の子やけど妾さんが母やしお父さんに会ったこともなく。長男亡くなったし後継ぎに呼ばれそう、でももう1人男子いて藩2分。身を隠すのにくノ一付けて長屋に。「危険やから大人しく」「後継ぎなんてなりたないし大丈夫」って会話とやたら戦ってるだけのイメージ。あんたもいい加減言うこと聞いたら?「気にしすぎや」ってしっかり襲われてるし。守られて。長屋の人まで巻き込んで。迷惑考えろ。甘すぎる。藩主の器ちゃうし。こんな男に惚れるか?魅力ないわぁ。。2013/05/29
しまうま
1
全体的に軽さが漂う感じ(、故の読みやすさがある)。あらすじ欄にはエンターテイメントという言葉で表現されていたけどそこまでの派手さは感じない。2010/10/09