内容説明
あらゆる悪の手口を詳述したベストセラー『悪魔のガイドブック』にそそのかされた少女輪姦事件が発生。世間の批判は版元社長・金山に集中するが、責任を認めない彼はある日、「私刑人」と名乗る謎の人物に襲われる。社会的に批判を浴びる人物に、法に代わって天誅を加える私刑人とは?法と私物化した正義の手に汗握る攻防戦がついに始まった。
著者等紹介
森村誠一[モリムラセイイチ]
1933年埼玉県生まれ。青山学院大学卒。『高層の死角』(江戸川乱歩賞)、『腐蝕の構造』(日本推理作家協会賞)など、数多くのベストセラー作品を著し、本格推理小説の世界で不動の地位を築く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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GAKU
42
つまらない。途中で挫折。2020/03/11
skm
3
時代設定は現代だけど、昭和30年代の小説を読んでいるようだ・・・2009/08/14
スナフキン
1
人間の証明が面白かったので、図書館本で拝読。 期待し過ぎたようで、なんだかなぁ・・・・ ラストにくると、同じ内容が3ー4度くどいくらい繰り返されてる。 文章に矛盾というか???を感じる。話の展開が遅い。進んだかと思えばまた戻り。とっても読みにくい。 ここまで読んだので下巻も読みますけど・・・・笑 あまり期待しないで読もう。2016/11/27
miya
1
登場人物が多くて、わからなくなってしまいますぅ~(><) 登場人物一覧表を作成しようかとまじめに思ったくらい・・・。2011/05/17
雪山
0
人間の証明に続き2作目の森村作品。物語を簡単に述べてしまえば、司法では裁けない悪を、司法に代わり私刑人と称される人間が裁くという物語。この手の話しは、たくさんあるだろう。その中で、森村作品の特記すべき事は、事件関係者の多くが同じアパートに住み、互いに何らかの関わりを持っている。そして、その中に私刑人がいるかもしれないという事。そして事件加害者、つまり私刑人に狙われた人物たちも、裏では、どこかで関係を有しており、連鎖的に物語が進行していく事だと思う。後半に続く。2015/01/13