内容説明
映像会社に勤める智也は、ある朝のニュースで、学生時代の親友・あおいがアメリカで飛行機事故に遭ったと知る。夢をひたむきに追う彼女に、いつも自分の歩く道を照らされてきたのに。映研時代にあおいが監督した自主映画を観て、彼女が友情と恋の狭間で選んだあまりに切ない答に気付いた智也は…。揺れ動く二十代を鮮やかに描いた新たな名作。
著者等紹介
桜井亜美[サクライアミ]
東京都生まれ。『イノセントワールド』で衝撃のデビュー、同作は映画化もされベストセラーとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ピップ
20
アメリカに行った友人が、飛行機事故に遭ってしまう話。とても切ないです。基本的に他人の恋愛には興味がないので、中盤までは気持ちが乗らなかったけど、終盤にかけては良かったです。飛行機事故とかお別れもできないからつらいね^^;2023/12/31
るんるん
9
友人という居心地のいい殻のなかで、もがいてた姿が痛々しい。2012/10/17
杉坂フェノメノン
7
映画版の「虹の女神」があまりにも良作だったので小説版も読んでみたくなり手に取りました。改めて感じたのは、映画版が良作なのは、出演者、特に主演の二人の演技が神がかっていたからだ。活字にしてしまうと、どうも薄っぺらく感じられた。2015/12/16
サトウケイ
5
★2.5だな。 なかなか入っていけなかったなぁ。。 智也モテすぎなんだろうな。冴えないんじゃないの?的なね。 どっちかといえばあおいに感情移入して最後まで読めたけども、それだけだったな。 あおいの気持ちはすごく分かるんだけどね。臆病さが極端でした。 映画観たけどそっちのがさっぱりしてて良かったかなと。。。 珍しいパターンのやーつね!笑2014/11/26
ソイソイ
5
好きな相手に好きだと言えないあおいと智也。気持ちわかるけど、でもそれじゃダメだよ。伝えなければ何も始まらないのだから。真摯に、誠実に、気持ちや考えを伝えることが、お互いのつながりを深めるもっとも有効な手立てだと、僕は信じます。2013/06/13