幻冬舎文庫<br> アルゼンチンババア

個数:
電子版価格
¥517
  • 電書あり

幻冬舎文庫
アルゼンチンババア

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年04月18日 10時41分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 80p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784344408357
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

街はずれの廃屋みたいなビルに住む、変わり者で有名なアルゼンチンババア。母を亡くしてからしばらくして、みつこは自分の父親がアルゼンチンババアとつきあっているという噂を耳にする。思い切ってアルゼンチンビルを訪ねたみつこが目にした、風変わりで愛しい光景。哀しみを乗り越えていっそう輝く命と、真の幸福の姿を描く大傑作。

著者等紹介

よしもとばなな[ヨシモトバナナ]
1964年東京都生まれ。「キッチン」で海燕新人賞を受け、デビュー。「TUGUMI―つぐみ」で山本周五郎賞、「不倫と南米」でドゥマゴ文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちなぽむ and ぽむの助 @ 休止中

175
ばななさんの本には、世間的に眉を顰められるような登場人物がよく出てきて、そういう人が実は仙人みたいにキラキラしたものの考えをもっていたりする。とかげ(?うろ覚え)に出てくるホームレスのおじさんだったり、この作品の「アルゼンチンババア」だったり。ふだんは痛くて思い出せない、もうこの世のどこにもない狂おしいほど愛しい日常のことも、アルゼンチンババアの汚い家だと安心して思い出せる。ものごとを一面だけで自分の価値観だけで決めつけてはねつけ攻撃することのあまりの容易さ、おそろしさ。でもやっぱり、不潔な家はムリだ〜。2019/02/19

ヴェネツィア

135
飄飄とした趣の作品。アルゼンチンババアの生き方も、実に飄飄たるもの。母の死とアルゼンチンババアの死とが描かれるが、「孤独」や「寂寥」ともまた違った感覚が後に残る。奈良美智さんの絵付きの中編小説。絵はしっくりと来るような来ないようなだ。2012/05/02

HIRO1970

130
⭐️⭐️⭐️英語と絵と日本語で書かれた珍しい形態の小説でした。英語との併読は時間の関係で序盤で早くも諦め、途中から日本語と絵だけにしたら急にスピードが上がり、すぐに読み終えてしまいました。母が亡くなり失望の中にあった主人公が回復とともに物事の捉え方の柔軟性を徐々に獲得していく過程で先ずは主観から相手の立場に立った客観視する気持ちの余裕を得て、父親と新しい連れあい及びその子供から更に大きな言わば俯瞰図の様な視点と慈愛の様なまなざしを自然と身につけていくお話。柔らかい春の陽射しのようなファンタジーでした。2015/08/22

118
話の内容はまったく違うけれど、読みながら感じるカラーや読後感が「キッチン」を読んだ時とすごく似たものがあった。全然日本的じゃなくて、アルゼンチンっていうよりフィンランド映画みたいな、あたたかさと哀愁と心の人生を自由に謳歌しようとする雰囲気を個人的にはすごく感じた。でもでも几帳面で潔癖症な僕には到底、アルゼンチンババアとの同居は無理無理(^^;掘北真希さん、鈴木京香さんが出演した映画のほうは観ていないが、この作品は映像で観るとけっこう楽しめるかも。2013/10/11

chantal(シャンタール)

88
なんだろう、このジンワリ感。こんな風に誰かを幸せに出来る人、いいよね。私もアルゼンチンババアになりたい。誰かに幸せにしてもらうよりも、誰かを幸せにする、そんな人。2020/06/19

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/535583
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。