内容説明
「先生、もう我慢できない。ピアノに両手をついて後ろを向いてよ」。音楽室やプールサイドで教え子のペニスを口に含み、禁断の快楽に溺れていく教育実習生を描く表題作。彼氏と見知らぬ女のセックスを目撃した失意の女子大生が、その帰宅途中に拾った美少年と始めた狂おしい同棲生活を描く「フラジャイル」ほか一篇を収録した、傑作情痴小説集。
著者等紹介
松崎詩織[マツザキシオリ]
2006年、妖しく光る官能描写を絶賛されて、「フラジャイル」が幻冬舎アウトロー大賞特別賞を受賞。『教育実習生』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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松崎詩織
5
自分で書いた本です。 第四回幻冬舎アウトロー大賞特別賞を受賞した『フラジャイル』を収録したデビュー作です。 思い入れがいっぱいつまってます。2012/09/09
takeapple
2
ちょっとひいてしまう内容、読んでいて赤面してしまうほどあり得ない内容。行為の部分の表現はすごいかも知れないけれど、こんなことあるわけないと思います。でもブックオフ105円だから仕方ないか。2010/08/31
ナコち
2
私にとって再読する度、心が締め付けられる。 デビュー作のフラジャイル。 "蹂躙" この物語は、この一言に尽きる。 自分の愛でる、大切に大事にしてきたものを、ある種憎むべきものに壊される苦しさ。 こんなに好きなのに、気がおかしくなるくらい欲しているのに、 自分では与える事もできず、どうしようもならない現実。 受け入れられないもどかしさ、歯痒さ、切なさ・・・・・・ 囚われているという感覚に尽きる。2014/03/20
本のむし
1
名作ときいて読んだががっかり。メインヒロインの子たちは痴漢にあったり不遇な目にあったりするが、抵抗してても「ひどいわ」しか言わない、めくるめく快感の波の描写も不可解。こんなんじゃのれないよ2022/11/06
より
1
★★☆2022/02/05