内容説明
一九六六年、ビートルズ来日!だれもが実現できなかったことを成し遂げた男は、ポール・マッカートニーとの家族づきあいをはじめ、世界中のミュージシャンから愛と信頼を集めるプロモーターになっていく…。関係者が初めて語るビートルズ来日公演の舞台裏と日本の音楽史を変えた伝説の呼び屋・永島達司の生涯を描く長編ノンフィクション。
目次
三十二年前の記憶
ミシシッピーを渡って
グレン・ミラーの思い出
結婚
興行の現場
呼び屋という仕事
トゥー・ヤング
リンボーダンスとサーカス
インテレクチュアル・プロパティ
若者の音楽
ロンドンでの交渉
守る男たち
見に行くものたち
来日前夜
日本到着
脱出
聴こえた…。音は聴こえた
余熱
呼び屋の終わり
セント・マーチン教会で
著者等紹介
野地秩嘉[ノジツネヨシ]
1957年東京都生まれ。早稲田大学商学部卒業。美術展のプロデューサーを経て、ルポライターに。著書に『キャンティ物語』(幻冬舎文庫)『エッシャーが僕らの夢だった』『日本のおかま第一号』など
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