内容説明
両親の離婚で別れて暮らす元家族が年に一度、集う夏休み。中学生の楢崎練は久しぶりに会う妹、母とともに、考古学者の父がいる中央アメリカまでやってきた。密林と遺跡と軍事政権の国。四人を待つのは後戻りできない「決定的な瞬間」だった。全五巻書き下ろし、隔月の連続刊行、熱狂的面白さで読者を魅了する恩田ワールドの決定版、待望の第一巻。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
SJW
130
両親の離婚で分かれて暮らす4人の元家族が毎年集う夏休みに、楢崎練は妹と母一緒に考古学者の父 賢が働く中米のG国の観光をする。各々の登場人物の背景、性格、微妙な人間関係の描写が中心の小説かと思ったが、最後に事件に巻き込まれ急転直下の展開に。慌てて第2巻へ。2020/08/23
ダイ@2019.11.2~一時休止
117
5部作の1巻目。っていうか短い。序盤はなんもないなぁ~って感じから最後は一気にえ~っていう所で続く・・・。2016/09/28
酔拳2
38
久々の恩田先生。6巻セットなんだけど、上下巻セットもあるみたい。だから6巻版は薄い。話もまだまだどーなるか全然分からん。離婚した家族が年1回集まるイベントで事件に遭遇。乞うご期待。2016/12/04
佐島楓
29
家庭内の騒動に重ね、意外な方向に激しく動く物語。これから、どうなってしまうのか・・・。二巻へ。2015/01/30
jima
28
題名からSF?ミステリー?かと思っていたら、なんか違うぞ。中南米で再会した家族4人がクーデターに遭遇。どうなるんだ。2016/06/26