内容説明
病気になっても、年をとっても、今の自分が最高。ゆっくり、丁寧に品性をもって生きることが、後世への贈り物になるのです。3000人以上の患者・家族に希望を与えたがん哲学外来初の箴言集。
目次
第1章 苦しみは乗り越えられる
第2章 病気は必ずしも悪いことばかりじゃない
第3章 あなたの命は自分のためのものじゃない
第4章 寿命は「ほっておけ」
第5章 患者・家族とのつきあい方
第6章 人生をよりよくする学び
著者等紹介
樋野興夫[ヒノオキオ]
1954年、島根県生まれ。医学博士。順天堂大学医学部病理・腫瘍学教授。一般社団法人がん哲学外来理事長。米国アインシュタイン医科大学肝臓研究センター、米国フォックスチュースがんセンター、癌研究会癌研究所実験病理部部長を経て現職。2008年、提唱する「がん哲学外来」を開設。がんを不安を抱えた患者と家族に、対話を通して支援する予約制・無料の個人面談を行っている。医療現場と患者の間にある「隙間」を埋める活動を続けている。肝がん、腎がんの研究で功績が認められ日本癌学会奨励賞、高松宮妃癌研究基金学術賞などを受賞している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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harhy
6
ガン哲学外来からのメッセージ。心にじんじん響いてきて、いいなあ。2022/11/06
七草
4
順天堂大学医学部に勤務する病理学者が、「がん哲学外来」でがん患者やその家族に向けて処方することばの数々。新渡戸稲造、内村鑑三、西郷隆盛、中江藤樹ら先人の言葉を紹介し、生きる上での「基軸」になることばを提供しています。がん患者だけに限らず、ことばには人を慰めたり勇気づけたりする力があります。「八方塞がりでも天は開いている」「問題は解決できなくても解消はできる」「命よりも大切なものがある」「本当に大切なものはごみ箱にある」などなど。2020/08/01
あお
3
短時間で読めます。2017/07/18
カモミール
1
夏休みにはちゃんと終わりがある。と思えたら少しは楽かな。