出版社内容情報
誰よりも強く心優しかった父にも、人を憎まねばならぬ時があったのだろうかーー。十年ぶりに妻敵討から戻った養父・佐十郎の元に届いた果たし状。鍼灸医の菜摘は、重病の身で果し合いに出かけようとする佐十郎を
止めようと、弟・誠之助と男装の美少女・千沙と共に差出人の正体を探りはじめる。調べを進めるうち、かつて佐十郎と出世を競い、今や藩の重鎮となった三人の男たちに辿りつくが・・・・・・。なぜ養父は、妻敵討ちにでなければならなかったのか。明かされる、養父の知られざる過去とは?人が生きることの哀歓を描く、胸を衝く傑作時代小説。※10月号か11月号より、ポンツーンでシリーズ第二作が連載開始予定です。
内容説明
鍼灸医・菜摘は、「妻敵討ち」の旅から戻った養父・佐十郎と十年ぶりの再会を果たす。しかし帰藩した佐十郎は不治の病に侵され、妻敵討ちは何者かに謀られたものだと口にした。弟・誠之助、彼に思いを寄せる千沙とともに真相を探る菜摘は、やがて哀しい真実に突き当たり―。炙り出される組織の不条理、人間の業と欲。人を信じることの忍耐と苦悩。若者たちは何に人生の光を見出したのか?
著者等紹介
葉室麟[ハムロリン]
1951年福岡県生まれ。西南学院大学卒業後、地方紙記者などを経て、2005年、「乾山晩愁」で第29回歴史文学賞受賞。07年、『銀漢の賦』(文藝春秋)で第14回松本清張賞を受賞。12年、『蜩ノ記』(祥伝社)で第146回直木賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真理そら
えみ
Yuna Ioki☆
keiトモニ
とりあえず…