内容説明
あなたの健康寿命がのびる、国民医療費を減らす42の提言。
目次
第1章 がん治療の嘘
第2章 がん予防の嘘
第3章 生活習慣病・老人病の嘘
第4章 健康診断・人間ドックの嘘
第5章 健康常識の嘘
第6章 薬・サプリメントの嘘
第7章 日本医療の嘘
著者等紹介
石井光[イシイヒカル]
新日本橋石井クリニック院長・医学博士。1947年生まれ。1972年日本医科大学卒業、東京女子医科大学外科入局。1974年埼玉医科大学消化器内科助手。1977年城西歯科大学非常勤講師(内科)、医療法人社団積仁会旭ケ丘病院副院長。1983年学位取得(Identification of Insulin in the Human Pancreatic Juice)。1987年米国マウントサイナイ病院客員研究員。1993年医療法人社団昭愛会水野病院内科部長。1996年医療法人社団光人会新日本橋石井クリニック開設(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とも
82
お医者さんも人間だから、いい人もいれば悪い人もいる。 ガンの早期発見、免疫治療。コラーゲンサプリの活用など考えていきたい。 健康診断の胃カメラやガンの検診、ジェネリック薬、骨密度測定はよく考えよう。2021/09/29
Twakiz
36
当方も一応専門職です.著者の主張はまっとうな部分と眉唾の部分が混在していると感じました.「聴診も触診もしない医者が増えておりけしからん」「簡易骨密度はエラーが多いのでDEXA法で」「PET検診を過信するな」「がん放置は危険」などには賛成します.一方で「コラーゲンが有効だ」「腕に自信がなくて開業できない医者が大病院で勤務する」「アスピリンに脳梗塞の再発予防のデータはない」などは,明らかに誤りです.こういった医療否定本や,ホントはこうなんだ的な本が増えており余計に世間が混乱しているのではと危惧する今日この頃.2019/03/31
sas
34
「医者の嘘」という刺激的なタイトルで多くの嘘が紹介されている。「ピロリ菌を除菌すると食道癌リスクが高まる」「骨粗しょう症の薬を10年以上飲むと癌になる」「移動式検診車の胃バリウム検査の放射線被ばく量は胸部X線の200倍に達する」「CTの性能はエコー検査の200分の1」「薬の効果は実質30%しかない」「セカンドオピニオンも結局同じ意見を述べるだけ」特に驚いたのは「ジェネリック薬と先発薬は効果が違う」こと。安いから選んでいたのにまさか効果が違うとは。目から鱗の話が多かった。2015/04/29
ばりぼー
33
毎年がん死亡者は3600人程度増加しているが、それは抗がん剤の過剰投与が原因と言っても過言ではない。抗がん剤は増殖が盛んなすべての細胞に作用するので、骨髄でつくられる免疫細胞も根こそぎ殺してしまう。がん細胞を生み出し、腫瘍をつくる「がん幹細胞」はほとんど増殖をしないので、抗がん剤も効かない。がんの予防にはコラーゲンが有効だが、市販されているコラーゲンのサプリメントは品質が悪く、効果が期待できない。私は研究を重ね、2012年に国際特許を取得したので品質は大丈夫、私のクリニックを受診しなさい。2018/10/24
mazda
32
抗がん剤は、元々戦争中に毒ガス兵器だったホスゲンを基に作られたそうで、それって毒じゃね、って感じです。毒を以て毒を制する、とは言いますが、自分の体でそんなことしたくはないです。ピロリ菌を除去しても胃がんになることがあるとか、ジェネリックと先発薬では効き目に大きな違いがあるとか、いろんなネタを教えてくれています。2016/02/04