骨を彩る

個数:
  • ポイントキャンペーン

骨を彩る

  • 彩瀬 まる【著】
  • 価格 ¥1,540(本体¥1,400)
  • 幻冬舎(2013/11発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 28pt
  • 提携先に在庫がございます【僅少】
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    (※複数冊ご注文はお取り寄せとなります)
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫状況は刻々と変化しており、ご注文手続き中やご注文後に在庫切れとなることがございます。
    ◆出荷予定日は確定ではなく、表示よりも出荷が遅れる場合が一部にございます。
    ◆複数冊をご注文の場合には全冊がお取り寄せとなります。お取り寄せの場合の納期や入手可否についてはこちらをご参照ください。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 239p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784344024908
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

どうしようもない、わからない、取り戻せない、もういない―。なかったことにできない、色とりどりの記憶が降り注ぐ。最大注目新鋭作家、書き下ろし。

著者等紹介

彩瀬まる[アヤセマル]
1986年千葉県生まれ。上智大学文学部卒業後、会社勤務を経て、2010年「花に眩む」で「女による女のためのR‐18文学賞」読者賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 3件/全3件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

めろんラブ 

291
私はなぜ小説を読むのか。世の中には他に多くの楽しみがあるのに。単に趣味だからという理由の奥にある本当に、思いがけず対面させられてひるむ読書体験は久しぶり。おそらく本作の物語世界に感応したからだろう。誰かを、何かを、失うこと。また、持つ者と持たざる者の齟齬。それらが醸す普遍的な哀しみ。彩瀬さんが繊細に紡ぐ一篇一篇はどれも切実であるのに、とても優しい。心の欠落を埋めるために物語を必要とする。それは、きっと私だけではないだろう。そういう読者に、そっと手を差し伸べて、ほのかに微笑む聖母のような一冊と感じた。2016/04/14

文庫フリーク@灯れ松明の火

285
家の敷地の一廓に銀杏(イチョウ)の木が有ります。子供の頃見上げた木は、当時簡易舗装だった道路の黒い路面を黄色く染めていました。歳を重ね幹の太くなったその木は、上を通る電線の妨げとなるため、張り出した枝と先端の大部分を伐採しました。人ならば致命傷負いながら、逞しい木は細い枝を天に伸ばします。この冬も、伸びた先端の細い枝を切りました。来し方を振り返れば、さまざまな都合や苦渋の決断、あるいは気まぐれで、どれほど伐採-取捨選択を重ねて来たことでしょう。多くの選択肢の中から自分が選んだ人生・選ばなかった人生→続2015/05/17

いつでも母さん

275
彩瀬まるの中で最も好きな作品だった。小春に同化していた(こんなオバサンなのに・・汗)『やわらかい骨』が特に好み。娘の持つ心の揺れが良い。この辺が上手いですね~!亡くなった妻であり母である朝子が残した手帳・・私はずーっと書いてる『日記』焼却してから逝きたいと思ってしまった(現実問題)おっと、話が逸れたがこの作品で『彩瀬まる』なかなかやるなぁと感じた読後でした。2015/08/11

ちはや@灯れ松明の火

239
一番深いところでわたしを形作っている骨を、誰も見ることはない。骨のどこかが足りなくて、黒く蝕まれていることを、誰も知らない。知られてはいけないと素知らぬ顔で取り繕ってきた。薄らいでいく面影、疼き続ける傷跡、あのひとはもういない、あのひとにはなれない。欠け落ちた部分から目を逸らしていた。沈黙を埋めるように撫でられた手のひらの温度が、隔てた距離を結ぶように奏でられる音色が、冷えた骨の奥へと染みわたっていく。北風が染めたイチョウの葉が黄金色の雨となって降り注いでは、わたしを支え守る骨をまぶしい光で彩っていく。 2015/07/16

❁かな❁

239
とても良かったです♪彩瀬まるさんは以前『あのひとは蜘蛛を潰せない』を読んで追いかけたい作家さんの一人になりました!5編からなる連作短編集。連作短編集すごく好みです!彩瀬さん、心理描写を優しく丁寧に描かれていてとてもいいです☆『指のたより』『ハライソ』『やわらかい骨』が特に良かったです!中でも『ハライソ』がお気に入り♪ラストの方の男の子の心の声が可愛くて微笑ましかったです♡親子、恋人、お友達などの日常の出来事なのですがとても繊細で温かくて素敵☆装丁はあのシーンだなぁと嬉しくなりました♪彩瀬さん、いいですね★2014/03/10

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/7737985
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。