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カミカゼ

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  • サイズ B6判/ページ数 429p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784344022027
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

ある晩、酔った慎太がもらした話から、武一は日本に新たな危機が迫っていることに気付く。時代を超え、世代を超えて、沈みゆく国を救うために究極の凸凹コンビが立ち上がった。ページをめくるたびに、涙が止まらない。全国民に捧げる、鮮烈なラストメッセージ。

著者等紹介

永瀬隼介[ナガセシュンスケ]
1960年鹿児島県生まれ。週刊誌記者を経てフリーになり、事件ノンフィクションを中心に活躍。2000年『サイレント・ボーダー』(文春文庫)で小説デビュー。事件現場で培われた取材力を生かし、骨太のサスペンス、警察小説を描き、注目を浴びる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

koba

107
★★★★☆2015/03/14

紫 綺

88
終戦記念日間近のこの刻に読めて良かった!!新聞紹介本。初永瀬作品。一人の特攻隊員が平成24年にタイムスリップし、危機を救うというストーリーなのだが、時代背景や特攻隊員の実状や心理が細やかに描かれ、胸を打つ作品に仕上がっている。流れる涙を止められない…。2012/08/13

chimako

63
奇しくも今日、沖縄翁長知事の普天間基地移設問題に関する記者会見と総理の集団的自衛権に関する答弁を見た。……神風特攻隊員だった武一(ぶいち)が切に願ったものは一体何だったのか。特攻隊員たちのその日の描写は胸に迫る。エンタープライズに突っ込んだと思ったその刹那、武一は時空を超え平成24年の東京で頭を抱える。何がどうなっているのか分からないままラーメン屋のアルバイト慎太に拾われる形で一緒に暮らし始めた2人。無邪気で真面目で勉強家で強い武一。命掛けで守りたかった男としての、日本男児としての矜持。安らかに。2015/05/20

62
神風特攻隊の隊員・陣内武一がアメリカ空母エンタープライズに突っ込むその瞬間に、タイムスリップした先の平成の時代で過ごした不思議な数日間を描いた物語。彼らは何のために戦い、何のために命を犠牲にしたのか。「すみません。日本をこんな国にしてしまって」そう謝る元特攻隊員の言葉にはっとさせられる。あの頃、彼らが守ろうとした未来は、こんな世界だっただろうか。確かに豊かになったし、便利になった。けれど、私たちは何かを大切なものをなくしてはいないだろうか。例えば、日本人としての誇りや覚悟。そんなことを考えさせられた一冊。2019/05/28

53
感想を書き忘れていたので今更ですが。現代にタイムスリップした特攻隊員の陣内武一。旧軍人って皆あんなに強いのか!?はわからないけど、現代人と対で闘ったら強い強い☆カッコイイです。そのシーンが1番好きでした。現代のシーンより昭和のシーンの方が良かったです。2012/11/20

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