知りたくないけれど、知っておかねばならない原発の真実

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  • サイズ B40判/ページ数 200p
  • 商品コード 9784344020542
  • NDC分類 543.5
  • Cコード C0095

内容説明

子どもを守るには、どこまで逃げれば安全か?原発から出る膨大な核のゴミは、100万年消えない。放射能被曝に「安全な基準値」など存在しない。3・11直後から東電と政府のウソを訴え続けた良心の学者と、ただ一つの番組、衝撃の単行本化。

目次

1 震災直後からメルトダウンしていた(福島第一原発では今、何が起きている?;なぜ40キロ離れた飯舘村の土壌に1600倍ものセシウムが?;都民の水道水から基準を超える放射能が… ほか)
2 放射能と共存しながら生きる(被曝量100ミリシーベルト超はガンの確率をどのくらい上げる?;「魚には蓄積しない」水産庁発表はダテラメ?;気にすべきは1時間当たりの放射線量ではなく、積算線量? ほか)
3 それでも原子力発電、必要ですか?(低いレベルでも長い時間放射線を浴びたら危険?;汚染物の最終処分地には福島が狙われる?;安全安心な原発はつくることができるのか? ほか)

著者等紹介

小出裕章[コイデヒロアキ]
1949年東京生まれ。京都大学原子炉実験所助教。原子力の平和利用を志し、1968年に東北大学工学部原子核工学科に入学。原子力を学ぶことでその危険性に気づき、1970年、女川の反原発集会への参加を機に、伊方原発裁判、人形峠のウラン残土問題、JCO臨界事故などで、放射線被害を受ける住民の側に立って活動。原子力の専門家としての立場から、その危険性を訴え続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tomomi Yazaki

6
著者がここで情報発信している内容は、震災直後は世間から異端児扱いされてきたが、事実が後から追いついてきている。政府や東電によって徐々に慣らされてきた今、この本を読むことで、現在も危機的状況の中にある事を改めて思い知らされる。政府は風評被害という偽善の隠れ蓑を巧みに使い事実を隠ぺいし、薄まったかに思える原発の毒の摂取を国民に強いている。そして何も変わっていない。皆忘れつつあるが、汚染されていない食物は、この日本には無いことを。だが、政府は未だ国民に謝罪していない。先ず謝るのは子供でも分かることなのに。2020/03/07

メガネ

3
武田邦彦先生の本もそうだが、学者も国から金で首根っこを掴まれていることを改めて思い知らされた。 知識としては政治家よりも東電よりも豊富なはずの学者がなぜ危険性を指摘しても無視され、果てには研究資金をカットされるまでにいたるのだろう。 これはもはや政治が犯し続ける犯罪行為である。 そして、これからも犯し続けられる政策が多々生まれてくるだろう。 それを阻止すべきなのは、阻止できなかったのは自分たちであることも忘れてはないらない。2012/05/09

Hisanori Aoyama

2
神話を信じていれば読む必要がなかったこの一冊。食べるもの、住むところ、付き合うヒト、全てがあの事故以降で自分で選択しなくてはいかなくなった。本書は放射能とどうつきあえばいいかヒントがかかれている。2011/10/13

nama

2
関心があるつもりだったけど、いかに理解してなかったかが思い知らされました。安全は一概に基準なんてなく、自分の判断で決めること、それには自分で正しく理解し、判断することの大切さを改めて感じた一冊でした。2011/12/25

僧ちゃん

2
たね蒔きジャーナルはなるべく全てチェックしてたので、内容の復習に良い本だったです。時系列で事故の拡大状況を感じましたね。それにしても私が小出裕章先生の貴重な講話をオンタイムで触れられたのは、たね蒔きジャーナルのおかげです。スタッフ一同にエールを送りたいです。2011/10/18

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