魔女と金魚

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  • サイズ B6判/ページ数 242p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784344018426
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

無色透明のビー玉の囁きを通して、街中の音を捨い、占いをして暮らしている魔女・繭子。浮気調査、失せもの探し、そして自分のままならない恋…。『蝶番』で第4回新潮エンターテインメント大賞を受賞した期待の新鋭、待望の書き下ろし。

著者等紹介

中島桃果子[ナカジマモカコ]
1979年滋賀県生まれ。日本大学藝術学部演劇学科卒業後、女優として舞台や映像作品に出演し、演出も手掛ける。2008年「蝶番」で第4回新潮エンターテインメント大賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

62
不思議な世界観が漂う作品でした。魔女が主人公のふわふわしたファンタジーですが、恋愛などの感情も織り込まれているのに独特の空気を感じます。お洒落な街に胸が痛くなるような描写がアンバランスですが、そこが魅力に思えました。魔女や魔法に対する男女の恋愛や麻薬といった生々しさの相反するものが混在しています。変化に富んだ世界がほのかに甘く、とても楽しめました。面白かったです。2015/07/19

TANGO

33
図書館本。フワッとしたファンタジー求めて借りたつもりが、思ってたよりも生々しい、というか、現実的な話だった。タロットカードの町名や、魔法使いが出てくる世界観は好き。ファンタジーとしては、ちょっと物足りない。恋愛小説としては、優柔不断な女の子の気持ちが揺れ動くさまはよく分かる。とりあえず、もう1冊、この作者の別の作品を読んでみようかな。2014/01/23

yoshimi

29
魔女がいる世界のお話。ファンタジーなんだけど、シビアな社会情勢や複雑な恋愛模様も描かれていて、なんだか不思議な作品。何度でも読み返したくなる。下手な感想は意味が無いと思うので、あまり多くは書かないでおこう。著者の他の作品もぜひ読んでみたい。2015/08/22

ムー

12
題名通り、ファンタジーの世界でしたが、ファンタジー過ぎることもなく、スッとお話に入っていけました。個性豊かな登場人物たちや面白い設定(月に一度各家庭に届くアイスクリームは、夫婦揃って、そして夫婦以外の者が食べてはいけないとか、川に映像が映し出されるなど)は、想像すると楽しかった。最後は、想子がまさか!という展開でした。繭子と要の関係も気になるけれど、いつも自然体でいられる雛とつばめくんの関係性も素敵だなと思った。2019/11/04

Megumi

12
表紙がかわいい♡ファンタジーらしい言葉や街の名前は出てくるけど今時の恋愛小説のようでした。巻頭のマップも活かせてないような…私は深く入り込むことができませんでした。恋愛小説として読むにはいいのかも!ファンタジーに対してハードルが高くてすみません2014/09/05

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