内容説明
無知をさらけ出せ、弱みを武器にしろ、恐怖心を捨てろ、追い詰めるな。ディベートの第一人者が教える、相手が心を許す話し方。54の法則。
目次
第1章 相手と本音で話す10の法則(嫌いな人は持たない;相手に惚れる ほか)
第2章 もう一度話したいと思わせる10の法則(自慢話はしない;まずは褒める ほか)
第3章 人間関係の達人にみる10の法則(ノンエリートだから得をする;奥さんに頭が上がらない人は好かれる ほか)
第4章 先が見えない時代に賢く生きる14の法則(腹のうちが見えなくても焦らない;凡才は、他人の刺激で開花する ほか)
第5章 これからの政治と経済を読む10の法則(自民党の敗因は説明能力のなさ;民主党は官僚の本音を見極められるか ほか)
著者等紹介
田原総一朗[タハラソウイチロウ]
1934年滋賀県生まれ。評論家・ジャーナリスト。早稲田大学文学部卒業。岩波映画、東京12チャンネルを経て77年フリーに。87年からテレビ朝日「朝まで生テレビ!」、89年から「サンデープロジェクト」出演、TVジャーナリズムの新しい地平を拓く。98年、戦後の放送ジャーナリストのひとりを選ぶ「城戸又一賞」を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ココアにんにく
4
彦根出身なんですね。関西感がない。3日で標準語に馴染む凄さ。そして現在82歳!誰にも遠慮なく聞き、反論し本音を引き出そうとする。相手は猛獣達(すみません)も手の内を見せない。討論番組の面白さを作り出すその秘訣が書かれていました。ディスカッションが苦手なので色々ヒントを頂きました。交通公社の勤務時代や品川女子学院の漆さんの話など興味深いです。報道の偏向がすぐにバレる現在。色々知ることができました。2017/02/15
本虫
3
著者が言うには、対話というのはギブアンドテイクであり、相手の本音を引き出すには、まず自分が本音で相手にぶつからなければならないとのことです。 そのとおりだと思います。2016/06/22
サンヨーさん
2
田原さんがいつもTVで実践しているので非常に説得力がある。偉人を虜にした技術等も、とても説得力がある。自慢ではなく、諭すような書き方がしてあって非常に良著だと思った2010/02/25
yoshi
1
相手と本音で話す極意が記されている。こと営業に携わる方には非常に参考になる本2013/05/05
yk
1
タイトルからして流して読もうと思ったが、ちゃんと読んだ。ちゃんと読んでよかった。田原さんの考え方がわかりやすく説明されていてエピソードの入り方もわかりよかった。どんなことでも真剣に考えることができるから相手もそれにのってしまうということか。あとはコミュニケーションの大切さ、答えのないディスカッションの大切さ。で、これがまさに!ってのが"ブレてブレてブレまくれ"。ブレないことが凝り固まった老化現象ということ。すごいなー。最後にメモしておきたいのは、立場は会社なり何なりに属していても、思想はどこにも属さない。2013/04/22