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乱神

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  • サイズ B6判/ページ数 446p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784344017658
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

若き名執権・北条時宗が闇に葬り去った驚愕の真実とは?北九州大学の考古学者、馬渡俊が九州の海岸で棒状の物体を発掘した。800年近い歴史を刻み込んだ中世ヨーロッパの剣―。この発見が日本の歴史を覆す!圧倒的なスケールで描かれた新感覚歴史ロマン。

著者等紹介

高嶋哲夫[タカシマテツオ]
1949年、岡山県玉野市生まれ。神戸市在住。慶應義塾大学工学部卒業。同大学院修士課程修了。日本原子力研究所研究員を経て、カリフォルニア大学に留学。79年、日本原子力学会賞技術賞受賞。94年、「メルト・ダウン」で第1回小説現代推理新人賞、99年、「イントゥルーダー」で第16回サントリーミステリー大賞・読者賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

zanta

14
大変面白く考えさせられた。登場人物も魅力的。現代をちょっと描くことで歴史と今とを呼応させていて、読み応えがある。2019/03/26

KEN301

10
蒙古襲来、海にたくさんの敵の船。硫黄島守備隊を思い出してしまう。恐怖と不安。守らなければならないものが支えてくれたのか。2020/10/28

k-katayama

8
元寇をモチーフにした物語を通して、人は何のために戦い死んでいくのか、洋の東西を超え、武士道と騎士道との比較、神仏混交の日本社会とキリスト世界のものの考え方の違いが、『戦』を通して交錯していく構成。おもしろかった。今、この平和の世の中に生きている日本人としての私は、どんなイデオロギーに軸足を置いて生きるべきなのか。過去の歴史の中に、ひととして真剣に生き方を模索した人々もきっと存在したことだろう。いつの時代も、ひとが、「如何に逝くべきか」は、「如何に生きるべきか」と表裏一体として、追求されるべき課題である。2015/09/24

つけ麺部長

5
元寇関係の本が続きます。鎌倉時代の日本に西欧人が漂着するという設定は非常に面白いと思いました。文化の差を埋めていくプロセスがよく描かれていると思いました。今の時代に置き換えれば、実に多くのことを考えさせられるステキな作品だと思いました。2017/08/03

としえ

4
エドワード達、十字軍の騎士団と水夫の乗った船が漂着したのは、元の軍製が攻め寄せた跡も生々しい日本の村だった。元が再び侵攻してくる気配が濃厚になる中、エドワードと執権北条時宗は、徐々に心を通わせ、元に立ち向かおうとする───。古い体制に固執し、新しいことを取り入れようとしない頑なな御家人や武士達に苛立ちを覚え、最後の時宗の指示に、「今まで築いてきて尚且つ磐石ではない武家の世を崩壊させないため」とはいえ、虚しさを感じたが、その後で目にするエピローグでの、馬渡准教授の講義の最後の言葉が、とても考え深い。2012/04/22

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