内容説明
世界はみんな腹黒い。アメリカも国連も役立たず。核ミサイルを撃ち込まれても「戦争放棄」するのか?お人よしの国、日本。
目次
1 世界があきれるほどスキだらけ、日本の国防(「これだけはできない」軍隊、「これしかできない」自衛隊;集団的自衛権とは何か攻撃されても「戦争放棄」するのか;海賊を撃退するにも、面倒な手続きが必要;泥臭い陸自が、空自・海自より人気がある;国民の楯になる軍人が尊敬されなくて国は守れるのか;テロ戦争への協力よりも「拉致テロ」の解決を;専守防衛では凶悪テロに対処できない;軍人は戦争が嫌いである;アメリカ軍人は政治的発言ができる;国を守る気のない官僚のことなかれ主義)
2 戦争より怖い、無知・無防備な外交(平和憲法のおかげで平和という大嘘;カネは出しても軍は出さない;アメリカを信頼しきると痛い目にあう;核のない不安な世界と、核がある平和な世界;日本も核武装するべきである;佐藤元首相のノーベル平和賞には裏がある?;友好国は必ず裏切ると覚悟せよ;マスコミの反戦報道に踊らされるな;愛国心を持って考えれば、したたかにならざるを得ないはず)
3 それでも国を守る「自衛隊」(自衛隊はもっともモラルの高い組織;米軍基地を守るために創られた自衛隊;島国・日本に合った陸海空軍の比率がある;ミサイル防衛は一発のために配備する;衛星で「見ている、知っている」という抑止力;戦闘機が一時間飛ぶと二百万円もかかる;クラスター爆弾禁止の大きな誤り;私心を捨てる「49対51の法則」;指揮官が部下を信じて任せる「80対20の法則」;今こそノーブレス・オブリージを;飛行機の整備と同じく人間の整備も必要;新隊員教育三ヶ月コースの特訓メニュー)
4 テロ攻撃・北朝鮮問題 一触即発の世界情勢(日本でのサミット会場がテロに襲われたら?;相手を見ない独りよがり国防費では;アメリカは兵器で世界をコントロールしている;先端技術は横取りされっぱなし;自衛隊が北朝鮮を研究するのは当然;平時のシュミレーションで非常時に備える;法律でガチガチに縛られた治安出動;自衛隊の将官が向かう二つの戦場)
5 「戦争」とは何か、「侵略」とは何か(人間の歴史は戦争の繰り返し;侵略か防衛かを決めるのは誰か;戦勝国が書く歴史にすべて書き変えられる;あいまいな国際法が世界のルールを決めている;勝者が敗者を裁く東京裁判は違法;東京大空襲も原爆投下も最大の国際法違反;講和条約は「示談」なのに、なぜ蒸し返すのか;日本は韓国を侵略したのか、冷静に見てほしい)
著者等紹介
田母神俊雄[タモガミトシオ]
1948年、福島県生まれ。67年防衛大学校入学。71年、防衛大学校(第15期)電気工学科卒、航空自衛隊入隊。ナイキ(地対空ミサイル)部隊、航空幕僚監部厚生課長、南西航空混成団司令部幕僚長、第六航空団司令、航空幕僚監部装備部長、統合幕僚学校長、航空総隊司令官を経て、2007年3月航空幕僚長。08年11月定年退官(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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