内容説明
ストーカー殺人を描いた『幻想交響曲』。歌姫が全裸になる『サロメ』。前妻を殺したのか?―『青ひげ公の城』。恋に狂い、復讐の鬼となる『メデア』。同性愛の絶望に号泣する『悲愴』。娼婦たちの妖艶な宴『タンホイザー』。狂気とエロスから音楽芸術を解き明かす、刺激的な入門書。
目次
第1章 ヤバいクラシック音楽史
第2章 猟奇的クラシック
第3章 狂気のクラシック
第4章 よく聴いてみるとヤバいクラシック
第5章 エロいオペラ
第6章 実はかなりエロいクラシック
第7章 ヤバい演奏
あとがきに代えて―クラシック音楽をもっと聴こう
著者等紹介
樋口裕一[ヒグチユウイチ]
1951年大分県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、立教大学大学院博士課程修了。多摩大学教授。文章術や話し方に関する著書でベストセラーを生み出す。クラシック音楽にも造詣が深く、「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン(『熱狂の日』音楽祭)」のアンバサダーや、クラシック・コンサートの企画や司会進行などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
m
5
クラシック勉強の導入に。興味を惹かれるトピックスが完結にまとまっていて読みやすい。来年はベートーベン生誕250年で宝塚でも上演されるので、彼を中心にもっと掘り下げていきたい。2019/12/27
がっち
2
いまいち何がやばいのかわからなかったが、案外クラシックの曲には裏があって、どういういきさつで書かれたかをしらないことが多い。モーツァルトのスカトロ好きや、チャイコフスキーの同性愛など、こういうことをきっかけにクラシックを好きになってくれる人が増えたらいいんだけど。2012/08/19
れじーな
1
クラシック音楽にもオペラにも造詣が深くないので、読んでも「よく分からないけど、そうなんだろうな」程度の感想しか持てなくて、かなしかったです。けれど、読んでいると、その音楽が聞いてみたくなります。お堅い感じは無く、オペラの淫靡さなんかからクラシックを聞くといった方向性は、興味を持つきっかけには向いていると思いました。2011/10/20
はてぃふ
1
クラシック聞いて、エロいとか思ったことないし。オペラも全幕で観たり聴いたりしたことないなぁ。2011/10/16
コットン
0
まあまあだね…2015/10/19