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黒の狩人〈上〉

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  • サイズ B6判/ページ数 409p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784344015593
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

逆転につぐ逆転、予測不能──。
現実を凌駕した驚天動地のエンターテインメント巨編、ついに刊行!

公安、刑事、そして中国当局。それぞれの威信と国益をかけた、熾烈な戦いが始まった!
中国人ばかりを狙った惨殺事件が続けて発生した。捜査に駆り出されたのは、新宿署のアウトロー刑事・佐江と、謎の中国人。そして、自らの身体をも使って情報を得ようとする外務省の美女・由紀。中国人殺しは、中国政府による”処刑”なのか。やがて事件は、日中黒社会を巻き込んだ大抗争へと発展した──。
裏切りと疑惑の渦の中、無数に散らばる点と点はどこで繋がるのか。誰が誰の敵で、誰の味方なのか。やがて、国家をも揺るがす真実が浮かび上がる!

内容説明

中国人ばかりを狙った惨殺事件が続けて発生した。手がかりは、頭部と四肢を切断された死体のわきの下に残された「五岳聖山」の刺青だけ。手詰まりとなった捜査に駆り出された新宿署の刑事・佐江は、捜査補助員として「毛」と名乗る謎の中国人とコンビを組まされる。そこに、情報のためなら身体を使うことも厭わない外務省の美人職員・由紀が加わり、三人は事件の真相に迫ろうとするが―。

著者等紹介

大沢在昌[オオサワアリマサ]
1956年名古屋生まれ。慶応大学法学部中退。79年「感傷の街角」で第1回小説推理新人賞を受賞し、デビュー。86年「深夜曲馬団」で日本冒険小説協会大賞最優秀短編賞、91年「新宿鮫」で第12回吉川英治文学新人賞と第44回日本進理作家協会賞長編部門、94年「新宿鮫 無間人形」で第110回直木賞、2001年「心では重すぎる」、02年「闇先案内人」で日本冒険小説大賞、04年「パンドラアイランド」で第17回柴田錬三郎賞をそれぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆみねこ

71
右脇の下に「五岳聖山」の刺青のある中国人が相次いで殺害された。新宿署の佐江と上司の命令で助手として預けられた中国人・毛。外務省の美人職員野瀬由紀も加わり事件を追う。感想は下巻で。2021/05/21

松下左京

26
久しぶりに読んだハードボイルド! 東京で中国人を狙った連続殺人事件が起こる、被害者には謎の入れ墨があった。正体不明の中国人通訳と外務省の女性官僚とタッグを組んだ佐江警部補は真相にたどり着けるのか?2018/11/18

ざび

15
新刊の前にまだ読んでいないことに気がついて読み始めました。中国人、ヤクザ、公安などバラバラの情報を汲み上げているのが上巻の中心。259ページの「犯罪ってのは水みたいなものだ」には納得。法律は柄杓で、穴が空いている。法律を作り取り締まっても隙間を見つける奴らがいる。そんな中でも懸命に働いている警察官に感謝。2014/08/12

ふう

11
上下かー長いなーと思って読みはじめたが、テンポもいいし主人公3人がそれなりにキャラが立ってるせいかとても読みやすかった。内容もタイムリーな中国ものだしね。この時点では最近の大沢作品で一番面白かった(途中で馳が書いてるのかと勘違いしたりもしたがw)。この先、事件がどんな転がり方するのか非常に楽しみ。2008/10/20

りちゃ

6
シリーズ3作目。前作の「砂の狩人」を先に読むのがお勧め。今作は佐江さんメイン。毛の正体は?野瀬さんあますぎでしょ。といった感想を持ちつつ下巻へ。2015/06/01

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