奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家・木村秋則の記録

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  • サイズ B6判/ページ数 207p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784344015449
  • NDC分類 625.21
  • Cコード C0095

出版社内容情報

絶望と孤立を乗り越えて、辿り着いた答えとは?
「死ぬくらいなら、その前に一回はバカになってみたらいい」
希望のない時代の道標・・・ニュートンよりライト兄弟より、偉大な発見!

NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」制作班 監修。
「木村秋則さんのリンゴは、来るべき未来への叡智を与えてくれる『智恵の果実』だ。」──茂木健一郎(脳科学者)

内容説明

ニュートンよりも、ライト兄弟よりも、偉大な奇跡を成し遂げた男の物語。

著者等紹介

石川拓治[イシカワタクジ]
1961年茨城県水戸市生まれ。ノンフィクションライター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優愛

142
身体の弱い妻の為に始めた挑戦は絶対に不可能と言われた無農薬リンゴの栽培。幾度の失敗に挫けそうになった時も、周りの農家から嘲笑われた時も木村さんを支えてくれたのは家族だった。前に進もうとする度に増える借金が奪っていったものは小さなものではなかったけれど、それでも木村さんがたった一つのリンゴを追い求めて奮闘する姿に泣かずにはいられない。人間が出来るのはほんの少しの手伝いのみ、自然の偉大さを改めて思い知る。やっと実ったリンゴを手にした時の笑顔が素敵。読み終えた今思う。きっと優しさは永遠に限度を知らないんだろう。2014/12/12

再び読書

101
予想以上におくが深い本。生物の連鎖に繋がった無農薬栽培。じっくり読むに値する内容に思える。個人的には大晦日にバタバタと読む本では無かったと反省。時間を置いて読み返すべき本に感じた。「百姓は百の仕事という意味で百の仕事に通じていないと務まらない。」また林檎が開けた穴の意味が奥深くゆっくりと心を揺さぶる。よくこんな人がいたもんだと驚く。2013/12/31

Aya Murakami

85
図書館本 そうか…。奇跡のリンゴの木村さんは最初から自然派ではなかったのですね。意外性と妙な納得感。最初から自然派だったらここまで有名にならなかったのかも? そして宇宙人ネタ…。たしかいつの放送かは忘れましたがやりすぎ都市伝説で取り上げられていましたね。信じるか信じないかはあなた次第ですが植物の寄生虫たる私たち人類は農業や土壌という根を弱らしている以上先は長くないのかもしれません。2023/02/15

大地

84
読んで良かった。【ひとつのものに狂えば、いつか答えに巡り合う。】その通りの人生を歩んだ木村さんの無農薬でのリンゴ栽培。本当に感動した。様々な困難に苦しみ自問自答しながらも、周囲の助けもあり不可能を可能にした木村さんにただただ頭がさがる想いです。2014/02/14

ぶんこ

75
主婦目線で読んでいたので、最初のうちは木村さんに対する嫌悪感が強かったです。子供が3人に義両親、妻がいながら自分の夢に突き進むとは無謀。4つのりんご畑があるのだから、1つだけを実験畑にすればいいのに? この考えは最後まで消えませんでした。成功したからいいようなものの、義両親も子供たちも妻も偉かった。私としては、この人たちこそ讃えたい。印象的だったのは、りんごが自らの力で、病原菌に侵された葉の部分を丸く切り落とす事でした。自然の力は凄いです。酷な感想を述べましたが、木村さんはやっぱり凄いです。尊敬出来ます。2017/03/01

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