内容説明
九年間の英国留学の中で少年はいかにして人生のプリンシプルを身につけ“白洲次郎”となったのか。白洲家に遺された一冊のアルバムを手がかりに、孫の信哉が祖父の足跡を訪ね歩く。
目次
まえがき、のようなもの
白洲次郎の卒業旅行
英国探訪
著者等紹介
白洲信哉[シラスシンヤ]
1965年東京都生まれ。細川護煕首相の公設秘書を経て、執筆活動に入る。その一方で日本文化の普及につとめ、書籍編集、デザインのほか、さまざまな文化イベントをプロデュースする。父方の祖父母は、白洲次郎・正子、母方の祖父は文芸評論家の小林秀雄(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Kaho
8
白洲次郎の孫である信哉が祖父の友人ロビンとの愛車ベントレーに乗って出かけた旅行を辿り、祖父のひととなりを探す。 「人におもねず自分で物を考え、常に己を律して自らの考えをもって実行する」肩書きのない次郎の信条だ。ジェントルマンである。2015/03/10
北山央晃
2
80年前の祖父の留学紀行を祖父も愛用したベントレーでその旅路を追いかけたもの。 時空を超えて青春の想いを共有することができるのはなんと稀有で幸せなことだろう。2017/07/30
YN
0
白洲次郎さんのお孫さんによる著作。次郎が冬の旅行で訪れたヨーロッパの町を、彼がベントレーを駆り再訪する。写真も多分に含まれ、楽しめる。何より、ウィスキーが飲みたくなる。2014/01/25
stray-sheep
0
英国紳士。2012/04/04
まるー1
0
スペインに行きたくなった。2008/10/28