内容説明
伝説のプロギャンブラーを追うことになった雑誌編集者の加納涼子。その過程で出会った博奕打ちの森山道。二人の邂逅が、地獄への道を切り開いた。札束が飛び交う。愉悦にもだえる。人が死ぬ。博奕打ちは、過去の清算を祈りつつ、最後の勝負に出向いた―。情け無用の略奪闘争が始まった。森巣文学の頂点。
著者等紹介
森巣博[モリスヒロシ]
1948年日本生まれ。現在、オーストラリアを本拠地とし、世界中の賭場を攻める国際博奕打ち、兼業作家。94年度全豪牌九選手権者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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れんこ
12
感想を書くまで森博嗣さんの本だと思っていた(^^ゞ。こういう本も書かれるんだと思いながら読んでいたけれど、そりゃそうだわ。。。2014/07/09
pyongkichi1212
1
短編小説と思い読み始めたら長編小説で少し嬉しい感じ。バカラをメインとしたギャンブル小説で、いつもの使いまわしたセンテンスは顕在も期待以上に読みごたえは有った。最後に主人公の森山道が加納涼子の実父という落ちには・・・2015/08/10
zakuro
0
昔から町でおじいさんを見かけると「この人、戦争行って人殺したのかもなあ」と思っていたけれど、これからは団塊の世代を見かける度に「内ゲバで人殺したのかもなあ」と思ってしまう。私は世代のサイクルが違うので、そういった年代の人は身近にいないが、団塊の世代とそのジュニアの家庭って、もしかしたらそういう闇を抱えている場合もあるわけね。カードをめくることを絞ると言う。ゆっくり絞ってもさっさとめくっても結果は同じだと思うからイライラした。私はギャンブルには向いていない。ハセベバクシンオーさんのお勧めでした。2015/10/05
syachi
0
ギャンブル、女、酒。おじさま好みの週刊誌に掲載されていそうな感じではあるんだけど、カードのめくりかたとか真似したくなるかも。2013/07/02
italiaria
0
★★★★☆2008/12/20