内容説明
悪名高き産廃処理業者の用地買収計画を内偵していた環境大臣秘書・香山素行の前に、中学時代の憧れの教師・花岡綾子が現われる。彼女はその企業の契約社員になっていたが、綾子の魅力に溺れる香山は逢瀬を重ねるようになる。だが、折しも発生した計画凍結派の町長襲撃事件が二人の関係を揺り動かす。事態の深刻化に慄える香山をよそに、綾子の言動はさらに妖しさを増してゆくのだった。まるで香山が中学時代のクラスメートとともに封印した、忌まわしい過去を掘り起こすかのように…。
著者等紹介
森村誠一［モリムラセイイチ］
１９３３年埼玉県生まれ。青山学院大学卒業後、ホテルマン生活を経て作家活動に入る。『高層の死角』（第１５回江戸川乱歩賞受賞）、『腐蝕の構造』（第２６回日本推理作家協会賞受賞）、『人間の証明』（第３回角川小説賞受賞）など数多くのベストセラー作品を著し、本格推理小説の世界で不動の地位を築く（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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RIELLEGARDEN
4
んー、悪い事をした人は絶対に安心した暮らしはできないんだなと思う。 どこかで報復があるんじゃないかといつも怯えてるんだと思う。 最初本を読み始めた時に少年犯罪の本は読みたくないなと母である私は思ったが段々それだけじゃない色んな大きな話になっていきちゃんと収束するのか不安になった。 全部は収まらなかったのでスッキリしない読後感。 主人公の男の人の狡さが本当に嫌だった。2017/04/13
無添
3
中学時代､不良にレイプされたﾏﾄﾞﾝﾅ先生が、大人になった彼らの前に現れる2016/02/27
ishii
1
香山が花岡綾子への欲求から、迫り来る危険の除去から身を守るため、３人で共同行動をとったことが、事件収束の全て。岩場巌をホームから突き落としたのを見られていた部分は疑問でしたけどネ。TRAPと産廃用地買収はどうなったんでしょうか。2016/02/16
あんな
1
気分転換に読んだ。2010/07/09
忍者千乗りの門戸開放
0
別管理していた読了リストより転記2018/03/19
