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噂の女

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  • サイズ B6判/ページ数 270p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784344010468
  • NDC分類 051
  • Cコード C0095

内容説明

スキャンダル雑誌に青春の16年間を捧げてしまった名物美人編集者(前科一犯、執行猶予中)が舞台裏激白。

目次

第1章 スキャンダル雑誌『噂の眞相』入社
第2章 私は文壇スパイです!イケイケ編集者への道
第3章 辞表を編集長の自宅にFAXした三年目の日曜日
第4章 それは一本の電話から始まった過酷な東京地検特捜部での取り調べ
第5章 朝起きたら刑事被告人(ハンザイシャ)!三十路女への苦悩
第6章 朝日新聞一面トップを飾る『噂の眞相』大スクープ
第7章 『噂の眞相』休刊へ向けた怒涛の二年間 円形脱毛症の出現

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

北杜夫そっくりおじさん・寺

12
私はかつて醜聞雑誌『噂の真相』の愛読者だった。あれ程面白い雑誌は無かった。その雑誌の記者による自伝的回顧本。噂の真相の別冊でまだ若かったこの著者の写真を見たのを覚えている。美人なお姉さんだった。カバーに著者近影があるが、魅力的な熟女になっておられる。短大を出て噂真に入ってからの無数の騒動は、懐かしいあの誌面や記事を思い出させる。メインは和久峻三絡みの東京地検との十年戦争だが、あの雑誌を作る仕事の話や取り巻く人物の魅力がこの本の面白さ。この人のファンになった。2012/04/27

xtc1961ymo

10
私も愛読してた、04年に休刊したスキャンダル雑誌「噂の真相」に、88年に入社して、女デスクと呼ばれ、編集長の岡留と共に東京地検から刑事告訴され、最高裁まで争った敏腕編集者の回雇録。本当に面白い雑誌で全ての権威を打つために、広告は有名無名を問わずに普通の企業からは一切入れずに、その代わり、いかがわしいダイヤルQ2や風俗店のみに限る逆「暮らしの手帳」方式の雑誌で、文壇情報には大変通じて、渡辺淳一や和久俊三、江国香を血祭りにあげて山田詠美もよくこけにされた、まあ何とも事情通ないかがわしい素敵な雑誌でした。そこに2014/12/21

ハヤシマ

5
インターネットもない時代、スキャンダルやゴシップの発見と発信は雑誌の役目だった。その中心的な存在だった「噂の真相」の元編集者が著した回想録。バブルの時代を駆け抜けた青春ドキュメントとして、とても面白かった。嵐山光三郎の「昭和出版残侠伝」も面白く、個人的には大好きなのだが、いずれの本も今ではあまり読まれてないらしい。2013/04/21

4
噂の真相 デスク2014/06/11

らむり

4
過酷な実体験が書かれています。ここまでやり抜いた著者には脱帽です。2012/10/10

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