ボクが捨てた「北朝鮮」生活入門

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  • サイズ A5判/ページ数 207p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784344006935
  • NDC分類 302.21
  • Cコード C0079

内容説明

サヨナラ将軍様。超独裁国の小さな幸せと大きな不幸せ。保衛部の拷問、何でも売っている自由市場、大熱狂・日本のプロレス、宣伝部の美女応援団、視聴率100%のドラマ…脱北者が日本人のために描いた、書き下ろし衝撃マンガ。

目次

第1章 朝鮮半島とボクを取り巻く世界
第2章 懐かしき我が家と甘酸っぱい思い出
第3章 サラリーマン生活の天国と地獄
第4章 将軍様の死と新しい生活
第5章 非党員人生と脱北決意
第6章 憧れの南朝鮮と資本主義の誘惑
第7章 韓国から見た祖国と無謀な脱北支援

著者等紹介

金起成[キムキソン]
1972年、朝鮮民主主義人民共和国・平安南道成川郡生まれ。平成芸術大学朝鮮画科卒業後、朝鮮人民軍25総局・美術院に画家として勤務。金日成・金正日の肖像画や政治宣伝画を担当する。1999年、母・妻子とともに脱北し、中国経由で韓国に入国。現在、弘益大学産業デザイン科在学中

鄭銀淑[チョンウンスク]
1967年生まれ。世宗大学院修士課程修了
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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tnk.UZ

4
日本人にはなかなか理解しづらい社会主義国に生きる人の思想が垣間見れる。個人的に「絵」は苦手でしたが、内容的には面白かったです。2010/08/09

ぽしぇっと

1
偽造パスポートを使っての脱北や北朝鮮での庶民の生活がユーモラスな絵で描かれている。へえと思ったのは、住民がそれほど不満を抱いてないこと。著者が脱北に踏み切ったのも、飢えでなく党員になれなかったことが原因。他国の情報がないため比較できず、不満は生まれにくいのだとか。北朝鮮でトウモロコシを食べながら夜空を眺めた日々と、自由は手に入れたが仕事に追われる現在は、実は甲乙つけがたいのかも。「浮浪児が町におらず、健康で文化的な生活が保障されていれば、故郷は地上の楽園だったかも」という言葉が印象的。2010/03/07

ナツ

1
んー…なんというか…図書館本だから許せるけど…。この人個人の性格の問題なのか、北朝鮮生活の結果の問題なのか…韓国で脱北者の扱いに困ってる人が多いらしいのがわかった、という意味では読んでよかった…かな…2009/12/04

成田雄一郎

0
漫画やイラスト多用なので直ぐに読み終えました。2014/04/16

masumin

0
脱北後、中国経由で韓国に入った人の実話をマンガで描いている本。幼少からの教えというのは人格に大きな影響を与え、それがベースになって考え方が構築されていくんだと再確認。辛い状況に追い込まれても、政治のせいだとか思わないと言っていたことが印象的だった。競争心を掻き立てない主義で育った彼には、資本主義は冷たい考え方なのかもしれない。2011/09/04

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