ニート―フリーターでもなく失業者でもなく

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  • サイズ B6判/ページ数 271p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784344006386
  • NDC分類 367.6
  • Cコード C0095

内容説明

2000年に17万人、2003年には40万人。今年、さらに…。「働くことにも学ぶことにも踏み出せない人」が急増している。少子化が進む中、日本経済にも根深い影響を与えはじめた「ニート」。この時代の危機と希望がここにある。

目次

第1章 「ニート」という若者
第2章 ニートに会う
第3章 14歳の分岐点
第4章 14歳と働く意味
第5章 ニートからの卒業
第6章 誰もがニートになるかもしれない

著者等紹介

玄田有史[ゲンダユウジ]
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業。労働経済学を専攻。東京大学助教授。若者の雇用に衝撃的な問題提起を行った『仕事のなかの曖昧な不安』で注目を浴びる(第24回サントリー学芸賞、第45回日経・経済図書文化賞受賞)

曲沼美恵[マガヌマミエ]
1970年生まれ。福島大学経済学部卒業。日本経済新聞社を経て、現在はフリーライター。主に働く女性や教育の分野で執筆
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

greenman

7
この間読んだ「ニートっていうな!」で、この本の試みが批判されていたので参考に読んでみた。読後の感想としては、「ニートっていうな!」で批判されるほど悪い本じゃないと思う。ニートを予防しようという試みには、少し疑問に感じるところがあるけど、ニートに対しては希望をもつように書かれているし、社会でニートを支援している人たちも多く出ている。もちろんニートという生き方も、お金があればまったく問題ないだろう。問題はこの本で提起された「ニート」という言葉がどんどんおかしな方向に進んだことじゃないだろうか?2010/05/08

2
限りなく近い何かを感じて購入した本。ニートに対して、働く気もなく学ぶ気もない者というイメージはある。本書はそれがなぜそのような考えになっているのかを多く教えてくれる本である。ただ解決法は書かれていない。2010/10/10

さたーん

2
学校から借りてきたのをやっと読破。ニートはどの時代にもいるし、ニートは誰もがなる可能性があるんですよね・・・。中学時代に職場体験をする事はやっぱり必要。その職場を通して進路を決めるっていうのはあまりないけど、なんらかの自信はつくし、視野も広くなる。2009/10/16

ona

1
ニートは「社会に生きていくための対応力が自分の中にもちゃんとあるという実感を得ることがないまま大人になっている」という説明に納得。社会に出る前に職場体験やアルバイトなどで視野を広げておくことも大事だけれど、その経験を通じて自信や自己効力感を得ることのほうが大事なのね。自分もそういった経験を少しでもしておけばよかったのかなあ、と反省。2010/10/26

皐月

0
大学生の頃ニートという単語に出会いついでにゼミのネタにした覚えが。 そのときの参考文献にした名残で所有していたのかなーと。

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